今年も初釜が終わり、私の茶道精進の日々が始まりました。
コロナも落ち着き、今年は通常通りの初釜でした。
待合には、龍。伽羅の香り。
柚子のお茶を頂き、整えられた露地を進んで蹲をつかい、席入り。
蠟梅も静かに優しく咲いておりました。
淡々斎の掛軸。お正月らしいお道具の数々。
挨拶をしながら、皆で集える有難さをかみしめました。
炭所望で、僭越ながら、私が炭をつがせて頂きました。
立派なお炭だったので、懐石の間に、もうもうと湯気が立ち上がり、ほっとしました。
(ちょっと燃えすぎか?と心配になるほど)
お食事は先生のお心づくし。
今年も花びら餅のお椀が最高でした!
主菓子を頂いて中立。
お菓子は豊島屋製の棹物。鶴と亀!
後座では亀甲竹の出舟に可愛らしい有楽椿。
こんな花のいれ方もあるのかと勉強になります。
濃茶の後は、花月で賑やかに薄茶を楽しみました。
お干菓子が鶴亀松竹梅で、高杯に華やかに盛り付けられていました。
席が終わった後もお名残惜しくフルーツなど頂いて、会話を楽しみ、散会となりました。
先生と社中の皆様に感謝。今年も頑張ります。
夕方、京都の友人からラインがきました。
NHKの関西ローカルニュースで幼稚園で初釜っていうニュースみたよ、
園児がみんなで抹茶を飲んでいて、可愛らしかったよと。
続けて、小さいうちから、お茶に触れる機会があるのはいいことだなあ、と思ったことでしたと。
和歌山 幼稚園で初釜
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20240111/2040016543.html
本当に、こういう風景が、子どもたちも勿論だけど、老若男女、年齢問わず、
見られたらいいなあ。
私も近隣の幼稚園や小学校で、こういう講師やりたいなあ!!
今年は親子やお子さんに茶道を体験してもらえる機会を積極的に作ろうと思っております。
手始めに、3月20日に開催する方向で動き始めました。
明日は、自宅でのテーブルでの茶道体験の初回です。
皆さんと一服の茶を味わいます。
茶道のすばらしさ、楽しさを感じて頂けたら嬉しい。
年始から、様々な心傷む出来事があり、
何か心から楽しみ喜ぶことができずに過ごしていましたが、
祈りと共に、今は、自分ができることを丁寧にやっていこうと思っております。