茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

十四代 黒田正玄展 高島屋美術画廊

2021-05-30 00:10:07 | 美術館・展覧会

 五年前、襲名記念 十四代 黒田正玄展がありました。
 
春のめぐみ
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/461ee7f0fa6da03faa919c464b11d071

 その際、十四代にお会いして、お話させて頂きました。
 書こうと思っていながら、結局月日は流れ、5年。。。。

 襲名の時、拝見した作品の中では、竹で作られた茶箱がとても印象に残っています。
 茶箱といえば木でできたものという固定観念があったので、びっくりもして。
繊細で、美しい茶箱でした。

 実は十三代は私の大学茶道部の大先輩で、5年ごとに行われる茶会で何度かお目にかかることができました。
 素敵な先輩で、茶道を習っている身としては千家十職の方に実際お会いできるなんて!
と嬉しく、お稽古頑張ろうと思った思い出があります。

 十四代はそのお嬢様、とても素敵な方で、2年前の大学茶道研究会の茶会にも招待されて伺いました
とお話されていました。
 私は2年前の茶会は子供の運動会と重なり、残念ながら欠席しましたのでお会いできませんでした。


 さて、今回は5年ぶりの個展、花入、丸卓、蓋置、水指、中次、莨盆、香合、菓子器、建水、銘々皿など様々な作品が飾られていました。
 一言に竹といっても、シュミ竹、ゴマ竹、シボ竹など様々な種類があり、
また太さ、節の部分や根の部分など使う部位も様々、色々なバリエーションがあって、見ごたえがありました。

 私が今回一番印象に残ったのは、竹茶器です。
ご案内の葉書に載っていましたのでお見せしますと、



 竹でこんなに滑らかな丸みが出るのかと驚きでした。
 蓋は桜の木だそうです。
 2つ飾られていて、それぞれ表と裏のお家元のお好みの形だと美術画廊の方が説明して下さいました。

 他、ヒサゴ蓋置、竹根香合なども面白いと思いました。

 なんといっても花入れは存在感ありでした。
 床の間のサイズも最近は小さいお宅も多いので、長さの短めの花入もありました。
 
 横浜高島屋美術画廊にて、令和3年5月26日(水)~6月1日(火)まで開催されていますので、
お近くの方は是非、竹の美しさに触れてみて下さい。
 

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