ここのところ落ち着いてパソコンに向かう時間がなくて、ご無沙汰してしまいました。
１０月に入り、中置の季節ですね。
急に冷え込んできて、ちょうどよい頃です。
お稽古のお話もしたいのですが、今日はお知らせしたい、直近の体験をひとつ。
一人暮らしの父、最近心配なことも増えてきて、１週間に１回は実家を訪ねます。
この間、訪問した土曜日、スケジュールを書いているカレンダーの中に
10/12 月曜日 「ガス点検 １２：００～」
という文字を見つけました。
まず思ったのは、コレ、今流行りの強盗じゃない？！
「これって電話で連絡きたの？紙でお知らせはない？」
「電話だけだったよ。」
誰かきても鍵開けちゃダメといっておいても、最近少し不安の残る父。
私達家族３人は詐欺強盗に間違いない！と、月曜日のスケジュールを調整して、
その時間、私が滞在することに決めました。
しばらくして落ち着いたところで、
強盗だったら鍵を開けなくても私も怖いな～と思い直し、
冷静になって確認のため、東京ガスに連絡を入れました。
東京ガスの地域担当、ライフバルさん。
便利なことにネットで検索すればすぐ出てきます。
電話をすると、
「私どもでは点検のご連絡はしておりませんが、子会社の〇〇から連絡を入れたとの履歴が残っています。確認しましょうか？」
しばらくして、子会社から電話あり。
「東京ガスのくらし見守りサービスの中のガス見守り（ガスが異常に長時間利用された際に電話し、かからない場合は止めて確認するというサービス）で、ガスメーターの設置機械の交換があり、伺う予定です。」
東京ガス くらしの見守りサービス
間違いなく東京ガスの点検であることが確認されました。
ふう、一安心。
「これって、立ち合いなくてもやっていただけるんでしょうか？」
「いや、立ち合いの元行うことになっておりますので、お呼び出しはさせて頂きます。」
とのことで、詐欺強盗でなくても心配なので、やはり私が立ち合いすることにしました。
当日。
感じのいいお兄さんが、ガスメーターにくっついている機器を交換してくれました。
「PHSってなくなるじゃないですか。この機器はPHSで電波を飛ばしていたので
使えなくなるから、新しいものに交換する必要があるんです。」とのこと。
そもそも、このくらし見守りサービスは生前の母が申し込んだもので、私も存在を知りませんでした。
それに、父は今はほとんどガスを使って料理はしないので、あまり必要ないようにも思いました。
交換後、「家でガス給湯できるか、お湯を出してみて下さい。」というので、私が出してみました。
実はこの作業、親会社の東京ガスからは、作業員が家に入って確認するように指導されているそうです。
でも、昨今の強盗事件の影響で、お客様が不安に思うことも多いので、事情を話して、家に上がられるのが嫌な方は自分でやっていただくようにしていますとのことでした。
まじめに作業されている方には気苦労が多いことですね。
老人宅を狙った押し入り強盗事件が増えている中、親会社の東京ガスも点検の連絡の仕方やガス機器の確認方法をもっときちんと整備して、子会社や作業員さんが困らないようにすべきではないのか、と思いました。
公共機関であれば安心だった時代は遠い昔で、今は制服を着ていても、名刺を持っていても、
信用ならず、知らない人に鍵を簡単に開けてはならない時代になりました。
なんとも寂しいことですが、身を守るために意識せねばなりません。
確かニュースでは、「ガス点検の時は必ずチラシが入ります」と言っていた気がするので、電話だけでの連絡は詐欺強盗と早とちりしてしまいましたが、こういう例もあることをおしらせしたくて書きました。
皆様も電話がきたら、訪問時間の約束をしても、折り返し連絡をして確認すること、
公共機関名を名乗ったら、ネットから改めて検索するなどして、自分で電話して点検など実際にやっているのか確認したほうがよいと思います。
最近知らない人からの電話が多いこともあり、怖いので、実家の固定電話は、迷惑電話防止電話にも変更し、ナンバーディスプレイを申し込みました。
全ての電話は録音されていますとのメッセージが流れ、非通知や０１２０の番号からはかからず、基本的に登録した電話のみかかるように設定しました。
防犯用の電話機もそれほど高くないのでお勧めします。
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皆が安心して暮らせる世の中でありますように。
