M・吉田のブログ

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た暗号節  ←みなさん カンバンわ調に

2005-05-28 13:33:30 | ピュアでもない日々
本日も、昨日に引き続き、
ISP移行中につき、更新時間は遅めです。
あと数日の辛抱でゴザル…!

ああ、あと今日の日記タイトルについては
なんというか見逃してやってください

はじめて来た方は、左側のCategoryリンクから
「FF2ピュアプレイ日記」や「METAL MAX Rピュアプレイ日記」などをどうぞ。
ルドラの秘宝ピュアプレイ日記の初日はこちら


~~~~~


さて、昨日に引き続きまして暗号ですが、
今日は、暗号で日記をつけてみたよ!

さあ、解読してみてくださいよ!


-----


ター扉をくぐる。無音、バス潜る。
ゴリラ、キツネより機械の鳥を奪う。
ジョーガンネ 玉落とし わずかなり 学刈。ターと老婆を抜く。
暗き点にマ女は怒り狂う。この日、○終わり。悲しきかな。


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どうかな!?


なーんて、けっこう有名だと思うので、
説明不要かもしれませんが、これ、ドラえもん暗号日記なわけですが。

さて、この暗号文について、話を進めますので、一応、訳を載せますね。
ネタバレなので小さい文字で。
(携帯電話からご覧の方にはソーリー)


のび太がどこでもドアをくぐったら、お風呂に出てしまし、しずかちゃんがお風呂に潜った。
ジャイアンがキツネからラジコンを取った。(ジャイアニズム)
年賀状、お年玉が少ししかなくてガッカリ。のび太とババ抜きをする。
のび太の悪い点のテストにママが怒る。この日ドラ焼きが無くなって悲しい


さて、暗号文の訳文を見ると、
脱力系の文章というか、藤子不二夫イズムというか、
「なんだぁ、ハハハ」ってな感じのオチになるわけですが。

でも、この暗号文(原文)って、なにげに怖いですよね。
この暗号日記 自体、作中でも、地球の終わりを表しているんじゃないかとかなってましたが。
いつもの面々は、この暗号日記を見てこんな会話をしていました。



スネ夫「その日記、どこかで見たことがある文のような…」



スネ夫「わかったよ!その日記がなんなのか!」



スネ夫「その日記は "ノストラダムスの大予言" なんだよ!」



のび太&ジャイアン&しずかちゃん「な、なんだってー!?




まあ、今の会話はちょっと脚色してますが
「ノストラダムスの大予言」並みに、パッと見て、不気味なものがありますね。

特に最後の、「○終わり」 という書き方など、なんだか寒気がしてきます。
子供の頃は、なんとなくで流して見てた記憶がありますが、
今あらためて見ると、ゾクッときてしまいますね。
その後のページは白紙というのも(三日坊主だからだけど)不気味です。

意図してか意図せずか、さすが藤子不二夫 大先生ですね…!


こういう、ドラえもんに限らず、暗号というものは、
ちょっぴり「ホラー的な要素」が混じっていることが多いですよね。
謎めいた言い回しそのものが不気味であったりするので、自然とそうなるわけですが。

そして、思いもよらぬ(かつ解法に道理がかなった)訳があると、
読者、視聴者、あるいはゲームプレイヤーは、感動を得るものでしょう。

エニグマ暗号機とか、SSLだとか、そういう現実に使うものは、
解読されないことが、当然ですが重要になるわけですが、
創作においては、


ホラー要素などで 惹きつけて、
奇想天外な解答で感動させる。



ということが重要であるのでしょう。
「ホラー」ばっかりだと飽きそうなので、
「謎めいた魅力」で置き換えても良いですね。

ゲームソフトで言えば、「」の暗号(葬送行進曲のやつ)などは
まさに、「おお~~!」と思わんばかりの感服ものですよね。
あれで、自力で解く場面がもっとあればなぁ…



さて、「街」の例でもそうですが、
「解法」というものは、最低ダブルミーニング、
可能ならトリプルミーニング以上であることが望ましいと思います。

ここで言うミーニング…とは、
先ほど言った「街」の暗号で例を挙げますと。
(極力ネタバレは防ぎます)


第一の意味
まず、「ドラえもん の暗号日記」のような「ホラー的文章」。
目に見て読み取れた文章の、真の意味を推測する。

第二の意味
「ある法則」に従って、そのホラー的文章を読むと、
意味が通じる言葉になる。

第三の意味
他の暗号も合わせて、総合的に推測すると、
記された署名が、真犯人の存在を示す鍵となっている。


と言った感じですね。
なんだか伏せすぎて、なんのことだか分からないような気がしますが。
やった人には何となく伝わるでしょうか。
これを機に、未プレイの方や、サターン版が難しすぎてクリアできなかった方は、
ぜひぜひ「街」をプレイ&クリアをしてみてください!

正直、期待していると半数が (´・ω・`) な結末ではありますが、
半数は最後まで面白いので、是非是非とも。


宣伝はさておいて、要するに、
暗号が「ダブルミーニング」以上であると、
たった一つの文章で、複数の、解法が異なる意味を込めることは
読み手に、技巧の妙を感じさせることができ、より鮮烈なインパクトを与えるはずです。

一つの暗号が持つ意味が多いほど、与える感動も大きいと思うのです。


まあ、言うは易しというわけで、
それができれば、ヒット作誕生といったところでしょうね。



さて、では今日の結論は
単行本のドラえもんは、「しずかちゃん」の事を「しずちゃん」って表記してるのが
非常に気になるなあってことで。

版によって違うんでしょうか…。




コメント
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