日経新聞でスポーツ関係の本で、紹介されたので、興味を持ってこの本を
購入した。「敗れざる者たち」沢木耕太郎著
天才長嶋茂雄の影で同じく天才だった、難波昭二郎、土屋正孝が
同じ3塁のポジション争いから負けて、それぞれの人生を歩む。
二人とも秀逸な野球選手だったのが、トップになれず。
ほとんどの人には長嶋茂雄の名前しか残っていない。
「一流の素質を持ったものが、一流になりえない」
こんな人生むごい ということもできるが、それが人生ということもできる。
「もしも」ということもあるが、歴史に「もしも」は通用しない。
現実を全て受け入れるしかありません。
そんな人生を著者はそれぞれの人に焦点を当てて、その後の人生を
フォローします。
この本の最後に
「・・・勝負はまだついていませんよ。・・・人生の勝負はね」
というフレーズが出てくる。
いろんな出来事があるが、人生の勝負って、どう勝ち負けを判定
するんでしょうかね。
最後は自分がどう思うか、自分自身で判断をするしかありません。
でも勝負というのはちょっと違うかもしれませんね、
自分の役割を果たしたか、どうかそんなことが大事な気がします。
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