「10万人に一人」。
そんな指定難病の「多発性硬化症」を一年半前に発症した妹。
二人の息子を抱え、それでも難病と闘いながら必死で育てていました。
彼女は右半身がマヒ。
利き手が使えず、慣れない左手で子どもたちの食事や洗濯・掃除、全てに懸命に頑張っていました。
別世帯の父母や私も大いにフォローしていましたが、「肝心なとこは私がヤラないと!」と、不自由な体を張って我が子のために。
年の離れた妹。
共働きな両親。
小さい頃からずっと、いつも私が面倒を見ていました。
それだけに、私より先に逝った事が切なくて、許せなくって・・・。
葬儀の準備や進行で忙しくしてる時は良いのですが、ふと暇ができると想い出すのはそんな想い出ばかり・・・。
泣き崩れたくっても、周囲が泣いちゃうので先を越され泣けず終い・・・。
今日、やっとで一人になることが出来て、妹の想い出を巡っています・・・。
そんな妹の葬儀が昨日でした。
喪主を父が勤めたため、私は事務長&写真係。
火葬場でお斎を終え、骨上げを待つ間カメラを持ったままウロウロ・・・。
撮ってるのは
落ち葉や枯れ葉や・・・。
イケませんね・・・^^;
思考がマイナス方向に振っています。
何事もなければ、「過ぎゆく秋の情緒」とでもタイトルを付けたいところですが、今は未だ・・・。
でも、私のことは放っぽいといても、一番大切なのは「残された子どもたち」のこと。
彼らの心に大きく空いた「穴」を、どうやって埋めてやるか・・・?
今後、どう接してイケばいいのか・・・?
また、娘を亡くした父母の傷心を、どうやって慰めればいいのか・・・?
自分自身が我を忘れて号泣できるのは、まだまだ先のこととなりそうです・・・。