大無量寿経上巻 法蔵菩薩の48願で
「11願 たとい、われ仏となるをえんとき、国中の人・天、(正)定聚に住し、必ず滅度に至らずんば、正覚を取らじ。」
~阿弥陀仏の国土に往生(生まれた)した人は、正定聚の位になって、次生には必ず仏となって、滅度に至る。
「2願 たとい、われ仏となるをえんとき、国中の人・天、寿(いのち)終りてのち、また三悪道に更(かえ)らば、正覚を取らじ。」
~阿弥陀仏の国土に往生(生まれた)した人は、死ぬことがある。
「15願 たとい、われ仏となるをえんとき、国中の人・天、寿命よく限量なからん。(以後略)
~阿弥陀仏の国土に往生(生まれた)した人の寿命は、限りない。
上の願をそのまま読むと、阿弥陀仏の国土に往生(生まれた)した人は、死ぬか、仏となるか、ずっとそのまま生きているか、だが、死んだ場合また、天上界か人間界か修羅界に戻るのか、はたまた阿弥陀仏の国土で新しく生まれ変わるのか?謎が残る。
大無量寿経下巻にいう下輩の者には、分からないことがおおい。