こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、マインドフルコミュニケーションアドバイザー、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
所用で京都・奈良に行ってきました。
何年かぶりに東大寺に行き大仏様を拝見してまいりました。
2011年3月。
東日本大震災の後、しばらくしてから息子と一緒に東大寺にお参りをしたときの事を思い出します。
そこで多くの祈願の文言を目にしたのですが、その全て(大変な数でしたが)が、被災地の復興や被災した方の安寧を祈る言葉でした。
ご自分のことを願う人は誰もいなかった事に胸が熱くなったものです。
般若心経では、この世に「ある」と思っているものは全て実態がないのだ、と教えてくれます。
自分自身でさえも。
身体も
考えも
意思(思考)も
認識していることも
全てが概念に過ぎないよ、と教えてくれています。
初めて般若心経の内容を知ったとき、正直よくわからないなぁと思ったものです。
「ある」のに無いってどういうこと??
東日本大震災の時にも感じましたが、予期せず父を亡くしたり、近親者や自分自身に起こる様々なことを前に
今ある当たり前だと思っていることは、実は当たり前なんかじゃない。実は全て偶然が重なった奇跡の中で、今この瞬間そこに「ある」だけなんだ
と強く思います。
明日はどうなるかわからない。
明日も会えるとは限らない。
もう手にとれない
もう会えない
もう”する”事ができない
そうわかっていたら、
今、その手触りをしっかり抱きしめて
今、感謝を伝えて
今、出来ることをする
それしかないなぁ…。
実際のところ、それはなかなか難しくて、直ぐにそれを忘れてしまい、過去にこだわったり未来の妄想に恐れおののいたりしてしまいます。
般若心経では「無い」ものから開放されれば苦しみはなくなるよ、と説いているそうです。そうありたいと思います。
私はそれと同時に、今あると思っている物・事・人・自分と、「今この瞬間」しっかりつながりたいな…とも考えます。
今回、奈良の大仏様を前に、改めてその事を思いました。
今日もお読みいただきありがとうございます。
今この瞬間につながるために、マインドフルネスに基づいたストレス低減法のクラスを開催しています。
般若心経の教えの「ある」のに「ない」という概念は難しいですね。それが私にはまだわかりません。人生まだまだ修行が続きます。
次回も楽しみにしてます。
今回もコメントをありがとうございます。
私は仏教徒ではないので、恥ずかしながらお経といったら般若心経くらいしか知りません。それもマインドフルネスの学びの延長線上で教えていただいたものです。
ですから、全く理解している自信はありません💦
それでも、わからないなりに折りに触れ思い出し、「もしかしたらこういう意味かしら?」と立ち止まって考えさせてくれる般若心経。
素晴らしいですね。
マグノリア