味の素、ｉＰＳ細胞向け培養液販売 16年から

　味の素は13日、京都大学ｉＰＳ細胞研究所と共同開発したｉＰＳ細胞向けの培養液を2016年から販売すると発表した。

培養液は動物やヒト由来の成分を使わず、感染症の危険性を抑えられる。

第１弾として網膜の再生医療を目指す創薬ベンチャー、
ヘリオス（東京・中央）などに販売する方針。

バイオ技術で精製した成分のみで培養液を作った。ＢＳＥ（牛海綿状脳症）など動物がもつ病原体にｉＰＳ細胞が汚染される恐れがなくなる。培養効率も従来の30倍以上という。