舞姫

ひぐらし日記

コニカミノルタが遺伝子診断技術を持つ米Ambry Genetics社の買収

2017-09-30 | 日記
 プレシジョン・メディシンは、患者を精密に層別(グループ)化し、患者特性に応じた適切な投薬や治療、予防を提供する医療のこと。そのためには、個々人の細胞における遺伝子発現やたんぱく質などの特性を分子レベルで判別することが必要になる。

 コニカミノルタは、「HSTT」(High Sensitive Tissue Testing)と呼ぶ、たんぱく質の存在位置と量を正確に測定する独自技術を保有しており、これをプレシジョン・メディシン事業の一つの軸とする。

塩野義製薬

2017-09-23 | 日記
 塩野義は大型新薬の食道がんワクチン向けにペプチドの原薬の量産技術を長く開発してノウハウを蓄積してきた。昨年末にはペプチド分野のベンチャーのファンペップ(大阪府茨木市)とも提携

塩野義製薬「手代木流」で

2017-09-23 | 日記
最大のドル箱の高脂血症薬「クレストール」が16年に特許切れになれば、会社の存続が危うい。

 塩野義の生命線とされた高脂血症薬「クレストール」でも16年の特許切れを前に手を打った。海外での販売権を与えた英アストラゼネカの業績が不振だった13年末、ロイヤルティーを下げる代わりに受け取り期間を16年から23年に延長させることを提案して合意した。
 塩野義にとって18年3月期のクレストールのロイヤルティー収入は前期比110億円減でも220億円の見通し。業界では特許切れ後の売り上げの激減を「パテント・クリフ(特許の崖)」という。クレストールでは「激減緩和措置」をとった。これも業界他社を驚かせた妙手だった。手代木社長は「クレストールの影響はクリフではなく、なだらかなヒル(丘)にできた」。

 米国事業でも手を打っており、「20年3月期には黒字化できる」見通しとなった。現地法人に任せるだけでなく、医薬品ごとに最適な提携先と契約を結んでおり、米国での販売拡大が見込めるからだ。

ペプチドリームの創薬ベンチャー

2017-09-23 | 日記
 東京大学発ベンチャーのペプチドリームなどとの提携を仕掛けた。塩野義製薬、積水化学工業と9月に共同出資で次世代医薬品の原薬製造会社「ペプチスター」を設立。
 ペプチドリームの技術は「特殊ペプチド」と呼ばれる化合物であり、高い効能と製造コストが割安な医薬品の原料となる。

 大型新薬の食道がんワクチン向けにペプチドの原薬の量産技術を長く開発してノウハウを蓄積してきた。昨年末にはペプチド分野のベンチャーのファンペップ(大阪府茨木市)とも提携

 最終段階の第3相の臨床試験(治験)には国内外で8製品もある。その前段階の第2相も新薬として発売できる可能性が比較的に高く、それも10製品ある。

 ペプチドはアミノ酸がつながったもので、がんなど病気を治す薬の候補だ。製薬企業が持つ化合物はせいぜい数十万から数百万種類となっている。

 17年6月期には、第一三共とペプチドリームで研究していた新薬候補の物質について第一三共が臨床試験の準備に入ることを決めるなど、計7社で開発が進んだ。

 そーせいグループの英ヘプタレスと提携する。