これまでなかなか名前が判明しなかった、東照宮の境内にあって最も大木の桜は「ベンドノ」と結論付けてもいいのではないかと思われる。花の特徴から以前のホームページには「弁殿」として紹介していたが、いまひとつ確定できずに掲載を消去していた。しかし、更に詳細を調べているうちに各種資料にみられる特徴との共通点が多いこともわかってきた。
山と渓谷社の「新日本の桜」によれば、「ベンドノ」の特徴は、花の色が淡紅紫色である。花序が散房状で3~4花である。花柄が1~2cmであり小花柄が2~3cmである。萼筒が筒状鐘形、萼列片が長楕円形で全縁、若芽が帯紅紫褐色などであるが、それらの特徴がまさに合致しており、木の由来が日光山とされ、かつベンドノの名前の由来が稚児であるなどから、東照宮には最も相応しい種類の桜であったがために植栽されたと推察するのが妥当と思われる。
成熟した葉の分析もしなければならないが、葉桜になるころに再度調査の予定である。
山と渓谷社の「新日本の桜」によれば、「ベンドノ」の特徴は、花の色が淡紅紫色である。花序が散房状で3~4花である。花柄が1~2cmであり小花柄が2~3cmである。萼筒が筒状鐘形、萼列片が長楕円形で全縁、若芽が帯紅紫褐色などであるが、それらの特徴がまさに合致しており、木の由来が日光山とされ、かつベンドノの名前の由来が稚児であるなどから、東照宮には最も相応しい種類の桜であったがために植栽されたと推察するのが妥当と思われる。
成熟した葉の分析もしなければならないが、葉桜になるころに再度調査の予定である。