MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

七月尽の蝉時雨

2015年07月31日 | あらかると

上旬は日照時間の少ない不順な天候が続き、
下旬は猛暑続きだった7月も今日で終わりである。
今日も都心では35度を記録し、
全国にある928の観測点中、157地点で35℃以上の猛暑日が観測されたという。

週間天気予報では、明後日からは最高気温が30度前後と予報され、
何とか外出も出来そうである。

こんな猛暑日が続いている中で元気なのは油蝉で、
ベランダ側の窓を開けると蝉時雨が騒々しい。
巻頭の写真が、目の前にある樹木で、
四方八方から蝉の鳴声が聞こえてくる。

さらに、団地の建物周辺は緑が多く、
その分蝉の数も多いようで、
数千匹が一斉に鳴いているのではないかと・・・、


買物ついでに、カメラを持ち出して団地内を歩いて居ると、
欅の木の地上1.5m程の所で鳴いている「油蝉」に出会った。
近寄っても逃げない。

ということで、捕まえてみた。
ジージーと鳴かれたがなぜか懐かしい感じが脳裏をよぎった。
と同時に小学生の頃に友と野山に遊んだ頃を思い出したが、
その友が誰であったのかは記憶から消えていた。


団地の清掃を担当している人たちが大切にしている花壇では、
色の鮮やかな「百日草」が、夏の日差しを浴びて輝いていた。


野草にはない華やかさが素晴らしい。


雑種地では「ヒメジョオン」が満開だった。


ベランダでは道端で採取してきた「メドーセージ」が開花を始めていた。
最初は何の草かわからなかったが、
茎が4角形だったことから、日本種の「薄荷」の仲間だろうと、
葉を千切って香りを嗅いだところ、香りがあったので、
採取してプランターで栽培していたのである。
花の色や形状で調べて「メドーセージ」と判明したのだが、
香りは余りよくなく、香草として利用している事例も見つからなかった。


明日も暑く、熱中症注意情報が流れている。
「こまめに水をとりましょう」と言うことだが、
年齢的にそれだけで熱中症が防げるとも思えず・・・・・
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鬼蜻蜓、羽黒蜻蛉、黄下翅など。

2015年07月30日 | あらかると

昨日の大町公園では、
意外と多くの鬼蜻蜓(オニヤンマ・蜻蜓=中国語でトンボのこと)を見ることができたが、
地上近くを飛んでいるのは雌のオニヤンマのようで、
産卵行動が数箇所で見られた。

「オニヤンマ」のオニは、背中の模様から名づけられたと言う。



「羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)」はカワトンボ科の仲間だが、
川岸よりも、川周辺の日陰の雑草地で見ることができる。


上の写真が雌で、下の写真が雄。


遊歩道傍の葉の上に、美しい蝶の翅のようなものを発見した。
見たことのない羽だったので調べるために撮って来たが、
蝶の羽ではなく、ヤガ(夜蛾)科シタバガ亜科の「黄下翅(キシタバ)」と判明した。
前翅よりも後翅の色鮮やかさが美しい蛾なので、
生きた個体に出会ってみたいものである。


巻頭の写真は、まだ咲いている紫陽花で、
やや色は失われているものの、寂れた感じがいい。
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「夏枯れの薔薇園」と「紅小灰蝶、透羽羽衣の幼虫、熨斗蘭」など

2015年07月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

当地の昼間の最高気温の予報が32℃と言うことだったので、
久し振りに大町公園(市川市動植物園)へ。

猛暑日を含め高温が続いた期間は外出を避けていたため、
体が冷房に慣れてしまったようで、園内を歩いて居ると汗に塗れた。

園内を約2時間ほど逍遥したが、
野草などは夏枯れ状態で、どことなく勢いがなく、
昆虫達も草陰に隠れているようで、なかなか見つからなかった。

大町公園に入ったのは7月22日以来で、
その間の高温などの影響のためか、
期待していた薔薇園もやはり夏枯れ状態で、
花の数が半減し、残っている花は傷が多く生気が感じられなかった。


藤棚の前の薔薇は木陰になっているためか、
薔薇本来の美しさを保っていた。
また、今日は下草の除去作業等が行われていたので、
秋には、みたび薔薇園が花に埋め尽くされることだろう。


自然観察路からフィールドアスレチック場に入る門前に植栽されている、
犬桜の小さな実が熟れており、
赤珊瑚などの宝石で作られた小さな工芸品のように輝いていた。


ミソハギの花では「紅小灰蝶(ベニシジミ)」が吸密していた。
蝶の仲間では美しさの上位に入るのだが、
個体数が多すぎるために余り重宝がられることはない。
今日の園内で見ることのできたベニシジミはこの1頭だけだったため、
巻頭の写真も飾ることとなった。


「熨斗蘭(ノシラン)」は私にとって初見の花で、
1週間前に発見したときから開花を楽しみにしていたが、
一気に開花するものではないようである。


その熨斗蘭の花序の中に居たのが、
「薄羽羽衣(ウスバハゴロモ)の幼虫」(下の写真中央やや右上)で、
前に紹介した「アミガサハゴロモ」とは異なり、体全体が真っ白なのである。
いずれ羽化するはずなので、羽化した薄羽羽衣を撮って見たいと思う。
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朝焼けの飛行機雲、その機影はB52?

2015年07月27日 | あらかると

35℃を越すような猛暑日が続いているが、
この高温状態はあと1週間程続きそうで、
気象庁からは「高温注意情報」が発表されている。

今朝は薄い筋雲が朝焼けに染まっていた。
写真中ほどの長い一筋の雲は、飛行機雲から変化したものと思われる。


都心方面は、無風状態でかつ湿度が高いようで靄に覆われており、
長く伸び始めた飛行機雲は朝焼けに染まっていた。
が・・・・
この方面から当地に向かってくるようなコースを飛ぶ航空機は、
旅客機ではなく軍用機であることが多い。
「4時39分撮影」


上空を通過していったが、その機影はジャンボジェットのようであり4発のエンジンがあった。
露光不足でその機体を撮ることは出来なかったが・・・・


さらに、もう一機の飛行機雲が同じようなコースで生まれているのを発見。
最初の機の様な飛行機雲とはならなかったので、
機影は発見できなかったが、同じコースを飛んでいる事は確かなようである。
「4時42分撮影」


ベランダの反対側の廊下に出ると、最初の機の飛行機雲が、
朝焼けで黄金色に染まっていた(巻頭の写真)。
巻頭の写真の飛行機雲の左側には、後発の航空機が輝いているのが見えた。

レンズを取替え、その光る機影を撮ったのが下の写真で、
写真左下に朝日に輝く航空機を捉えることが出来た。
「4時46分撮影」


上の写真では小さすぎてわからないため、
ピクセル等倍でトリミングしたのが下の写真である。


ジャンボ旅客機はすでに第一線を退いている機が多いことや、
2機が旅客機の飛行コースとは異なる方向に飛行していることを考えると、
B52爆撃機ではないかと思われる。

最初に撮った飛行機雲の後端が右側に湾曲していることから、
横田基地から南へ飛び立ち、
相模湾上空付近で方向転換して飛んで来たものと考えられるのだが・・・・
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夏の蝶

2015年07月26日 | 写真俳句

先日、公園内の遊歩道を歩いて居ると、
まだ日陰だったツリフネソウの群生地に10頭以上の「ミドリシジミ」が、
あちこちに止まっているのを発見した。

オスのミドリシジミは翅を広げると、金属色を帯びた緑色に輝いて美しいので、
暫く観察していたが、全く開くことはなかった。

諦めて約1時間公園内を逍遥し、再びその場所に戻ってみると、
日陰だった場所には陽が射しており、ほとんどの蝶がいなくなっていた。
しかし・・・・更に時間を掛けて周辺を探すと、
遊歩道を挟んで反対側の日陰に10頭近くを発見したのである。

暑さに弱い種類の蝶だったのかも知れないが、
暑いのは私も好きではないのて、
蝶と同じ様に暑い日には動かず(外出せず)、
エアコンの効いた部屋でノホホーンと過ごしたいと思っている。

ちなみに今日14時のベランダの日陰の気温は、37℃もあった。
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