MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

梅擬の花、水色尾長小灰蝶、柿羽巴蛾、陽炎など

2016年05月31日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


当地の天気予報は大きく外れて、
「一日中曇り」ではなく「晴れ時々曇り」で、晴れの割合は6割程度となった。
ということで、
雨後の大町公園へ・・・。

雨後の大町公園は谷津から成り立っていることもあって、
やや湿度が高く、葦や真菰には昼過ぎになっても雨露が宿っていた。

今日最初に出会ったのは、
「水色尾長小灰蝶(ミズイロオナガシジミ)」で、
尾状突起から最初はムラサキツバメの雌かと思っていたが、
色がやや黒味を帯びており紫色ではない。
ツバメシジミも尾状突起があるが、オレンジ色の模様が無い・・・・
で、更に調べて「ミズイロオナガシジミ」と判明した。



次に出会ったのは大型の「蛾」


大きさなどから山繭蛾の仲間だろうと・・・・
ネット上を2時間もサーフィンしても見つからず、
翅の「鉤」のような特徴から「カギバ」の仲間かも、と、さらに1時間検索し、
翅の裏などが赤い「赤裏鉤羽(アカウラカギバ)」に辿りついた。


しかし、赤裏鉤羽は「脚も赤い」ようである。
が、この固体は赤くはなく更にNetをさ迷ったが・・・・、
他に似たようなものが見つからず、成長過程にあるためにまだ脚が赤くないのではと、
赤裏鉤羽としたが、間違っているかもしれません。
下の写真が、杭に止まっている状態で、上の2枚は90度回転しています。

6月1日更なる検証の結果「柿羽巴蛾(カキバトモエ)」と判りましたので訂正します。



小さな「梅擬(ウメモドキ)の花」が、芳香を漂わせていた。
下の写真の花虻は8mm程のホソヒラタアブなので、
花の直径は2~3mm程しかないが、ピンクを帯びた花弁は梅よりも美しいかもしれない。


昼ごろには公園を出たが、途中の道路では「陽炎」現象が見られた。
望遠レンズで撮っているので、画面上のゆがみは無いはずなのに、
両側の電柱が左右に曲がっているため、広角レンズで撮った様な光景になった。


巻頭の写真は、ウメモドキの散った花弁。
コメント

薔薇に煌く朝露

2016年05月30日 | 写真


早いもので、もう5月も終わりである。
自然の中を散歩して居ると、草木の変化の速さには驚かされるが、
それ以上に月日の流れの速さにも驚く。

日々難題にぶつかり、ぶつかる度に苦悩していた現役時代は、
難題を解決するたびに成長していたが、
毎日が日曜日の年金暮らしではそんな難題にぶつかることも無いから、
成長もほぼ無いに等しい。

小糠雨に時折本降りになっていた今日の天気だったが、
明日はやや回復するようて、当地は一日中曇りマークの予報になっている。

昨日撮って来た薔薇の写真からその一部を紹介します。
花を主題にしたり、朝露を主題にしたりいろいろですが、
その日その時間帯だけにしか見られなかった光景です。


花弁の淵には自然の造形美が・・・


花芯の蘂にも露が宿っていました。


開きかけている蕾の先端も宝飾のように美しい朝露が発生していました。


下の写真は、先日の雨後の朝に撮ったもので、
朝露が発生しているものの「雨に濡れた薔薇」という印象となりました。




現役ではないのに、今日2通のボーナスキャンペーンの葉書が来ていた。
誕生データにマッチングさせれば(プログラム的には僅か1行の演算仕様)、このような無駄は防げ、
その分企業利益が加算されるはずなのですが・・・・・???
コメント

赤星胡麻斑蝶(春型)、十星長象虫、顔白髭長象虫、蟻蜘蛛など

2016年05月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


早朝は朝霧に包まれていたが、上空には残月が見えて快晴だった。
霧の発生は、地表近くの気温と上空の気温差に寄って発生するが、
当然地表付近は湿度が高くなる。
ということで、
薔薇の花に宿る露を期待して、日曜日は殆ど行く事の無い大町公園へ。

樹液場では一年ぶりの出会いとなる「赤星胡麻斑(アカボシゴマダラ)」に出会った。
この時期に見られるのは「春型」と呼ばれるもので、
色が白く、名前となっている赤い斑点もみられない。
下の写真が実像で逆さ状態で樹液を採餌していたが、
判りやすくするため巻頭の写真は90度右回転してあります。
赤い斑点のある甲虫は「ヨツボシケシキスイ」


最近園内で見られるようになったのが「象虫(ゾウムシ)」で、
今日は2種類に出会った。

「十星長象虫(トホシオサゾウムシ)」
名前の「オサ」は体の長さを表して居るという。


「顔白髭長象虫(カオジロヒゲナガゾウムシ)」
下の写真ではやや判り辛いが、顔の部分が白い象虫。
名前を調べているときのその事がわかったが、
事前にその知識があれば、当然正面からの写真も撮っていた・・・・


「蟻蜘蛛(アリグモ)♀」
名前のように、まるで蟻のような蜘蛛である。
蟻なのか蜘蛛なのかを確認するため、
誘導して指の上に載せると糸を引いて逃げていった。


近くには雄の蟻蜘蛛も闊歩していた。
ハエトリ蜘蛛の仲間で、動きは蟻のように素早く、
前足2本を触覚のようにしつつ、目に見えないような虫を捕食していた。
下の写真の蟻蜘蛛に付いている小さなオレンジ色は、蜘蛛に寄生するダニのようで、
正確な生態はまだわかっていないようである。


バラ園の薔薇は予想通り「露」が発生していた。
下の写真の薔薇名は「ガーデン オブ ローゼス」。


当地の明日の天気予報では15時過ぎまで弱い雨。
久し振りに近くのショッピングセンターで、夏物の仕入れに行こうかと・・・、

7月に行われる、とある式典参加のため20年ぶりぐらいに背広を着用する予定なので、
現役時代には経験したことの無い「クールビス」世界を調べてみようかと思う。
コメント

久し振りの夕焼写真

2016年05月27日 | 写真


朝からほぼ雨模様の一日で、湿度も高く「梅雨のはしり」のようだった。
が・・・、
17時過ぎころからは青空が現れ、日没時には夕焼となった。
ということで、
久し振りに夕景色を撮った。

日没地点が西北西近くになっており、ベランダからは見えないが、
空の様子から夕焼の出現が予想できたので日没時間を調べ、
ベランダの反対側の、共用廊下に出ての撮影となった。

日没時間前には東の空がやや茜色になったが、
まだ西の空には雲が多く、それ以上の変化は見られなかった。
「18時23分撮影」


日没地点では「太陽柱」も出現するような状況だったが、
雲の層が足りなかったようで、発生するには至らなかった。
輝く一条の雲は、飛行機雲から変化した雲のようである。
「18時26分撮影」


やがて輝く一条の雲は消えたが、積雲の上の巻雲が筋状に広がりを見せ始めていた。
「18時29分撮影」


巻頭の写真は「18時31分撮影」でその直後に陽は雲間に消えていった。
ちなみに当地の日没時間は18時49分ごろ(都心が18時49分)だった。

下の写真は一昨昨日(24日)にベランダから撮った変形した茜雲。


夕焼が現れた翌朝は、経験値的には朝焼けの発生確立が高く、
明朝は朝焼けの出現がありそうである。
明日の日出時刻は4時29分頃であることから、
4時ごろには起床しなければならないのだが・・・・・。
コメント

赤筋金亀虫、瑠璃小灰蝶、沢蟹など

2016年05月26日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


今日は宝石のように美しい「赤筋金亀虫(アカスジキンカメムシ)」に出会った。
取り立てて珍しいものではないが、緑金色の姿は美しい。


触覚も頭部も脚も金色に輝いている。


下の写真は4月15日に撮影した赤筋金亀虫の5齢幼虫と思われるものだが、
僅か一ヶ月で華麗な変身を遂げた事になる。


樹液場では、2頭の里黄斑日陰(サトキマダラヒカゲ)が吸液中で、
上下に並んでほぼ同じ場所に吸水管を伸ばしていた。


黒大蟻や虻やハエの仲間も寄ってきており、まるで昆虫達の晩餐会場のようである。


別の泥濘では「瑠璃小灰蝶(ルリシジミ)」が採餌中だった。


30cm程の巾しかない湧き水の流れの中では、沢蟹が採餌中だった。


春から初夏へ、そして初夏から盛夏へと、小さな生き物の世界はめまぐるしく変化している。

巻頭の写真は、月、火と剪定などの手入れが行われたバラ園の寸景。
咲き終えた花が処理され、樹高も揃えられた為か、バラ園内の色彩が鮮やかさを増していた。
いよよ明後日は「バラまつり」が開催される。
コメント