「即席中華めん」と言うと「香料」が使われていることが多い。カレーややきそば等の即席食品には必ず使われている。香料は胡椒やターメリック、シナモンや唐辛子など自然の香辛料と違って、化学合成で作られていることが多くその正体を突き止めることは困難である。
香料も食べ物によって添加の多少があるようで、多いものを口にしたときは数時間もその香料が口腔や胃の中から消えない。それが私にとっては駄目なのである。だから即席めんは絶対食べなかった。
製造者側にしてみれば安易に香りを付けることができるので、開発者も「まずは香料ありき」なのだそうである。
ある日スーパー西友に寄ると「プライベートブランド即席めん」の5個入りパックが200円弱で売っていた(現在は220円程度)。その安さに驚いて生産国がどこかを知りたかったので(「安い」と言うことは中国か?と言う先入観があった)手にとって見たが残念ながら販売者しか表示していなかった。(最近商品の製造者の表示されてない食品が多くなっている。食品に対する製造者責任と言うものを考えると製造者の判らないものは買うべきではないとおもうが・・)
ところが気になる「原材料名」を読んでみると「香料」と言う文字がなかった。最近飲料水や食品で「香料」を添加していないことを謳った商品が販売されるようになってきが、その傾向に対して「それは当然のことで好ましいことだ」と思っていた私だったので、その即席めん買い求めて(下の写真)試食してみることにした。
原材料名の表示
意外と美味しかった。香料の入っている即席めんのような余計な香りもなく、懐かしい昔風の味だった。
さらに美味しくするために、コマ油で炒めたキャベツと一緒に煮込んで卵を一個落とし、水溶き片栗粉でとろみをつけ、仕上げに穀物酢を数的たらして食べると、さらに美味しくなり、体も温まりました(先頭の写真)。