令和エンカウンター日記

日々の出会い、気付きを気まぐれに・・・

加賀「百万石」の乱用?

2022年01月27日 | 日記
 石川県の「百万石」の乱用が目に余るとして、議論が噴出してるという。
 
 江戸時代、徳川幕府は四百万石。大名でトップが加賀百万石。

 加賀藩は外様大名であるが、徳川御三家よりも石高が高く、それなりの待遇を受けていました。
 
 そのために、それに見合った体裁を整えることに心血を注いでいましたが内実は、いつ謀反の罪で廃絶されるか、戦々恐々としていました。

 金沢城下は武士、商工の町でしたから、コメの石高は微々たるものでした。

 藩を支えたのは、加賀、能登、越中の百姓たちです。

 加賀藩の税の取り立ては厳しく、百姓の血と涙と汗が百万石を支えていたようです。
 
 百姓が提出したコメを役人が一斗升で計るとき、升に盛り上げて入れ、盛り上がった分を丸棒で外へ落とすので、一俵分を計れば、外へ落とした分が足りず、足りないと言って叱られます。

 外へ落とした分は役人の懐へ入る仕組みです。

 農具を新調すると、物品税がかかり、物品税を支払った証明に農具の木製の部分に焼き印が押されます。
 
 例えば、天秤棒ならば真ん中の上側に焼き印を深く押します。深く焼き印が押されているので、重いものを担ぐと折れやすいのです。
木工職人と税収が潤います。

 こんな話は田舎の方では、今でも残っています。
 
「加賀は百姓の持ちたる国」でした。金沢の住民よりも、圧政に耐えて百万石を支えたのは、われら百姓だという誇りが百姓にあります。

 石川県の「百万石」乱用は百姓にとってはうれしいかぎりです。乱用をお勧めします。



 





新しい資本主義 ?

2022年01月27日 | 日記
新しい資本主義とは何だろう・・
政府によれば「成長と分配の好循環」と定義していますね・・
確かに現況は「成長すれども分配せず」の傾向が顕著です。
元凶は企業の留保金です。

資本主義社会で利益を産み出すのは「資本(お金)」と「土地」と「労働力」であると習いました。
確かにお金は他人に貸すだけで利益があります。投資すれば利益があります。
土地は無から有を産み出します。一粒の種から千粒の米が生まれます。土地を売れば利益がでます。
しかし、お金も土地も「労働力」で支えられています。
この資本主義の三本柱が機能しなくなっているのが元凶です。

お金を銀行に預けても利益を殆ど産み出さない。投資しても損をする。
土地価格は安くなり、売れば損をこうむります。
人々は労働力を持っていますが働く場所がない。

資本主義を維持するのに一番大切なのは「労働力」ですがその労働力が軽視された結果が元凶です。
資本が資本のまま企業でため込んでいるからです。本来は労働者に還元されるべき利益が企業の中で眠っているからです。
資本を設備や人材に投資をしてないからです。
資本家は人材は学校で育成するものと考えているからでしょうか。

社会の変化により「労働力とは何か」が「デジタルとITの知識」に偏りすぎているからでしょうか・・
社会の基盤を支えているアナログの労働者をエッセンシャルワーカーと称して持ち上げていますが、待遇改善は微々たるものです。
とにかく「デジタルワーカー」と「エッセンシャルワーカー」の利益の差が驚異的ですね。
かといって、企業も更なる大企業に飲み込まれないために留保金を確保しているそうですから、さじ加減が大変ですね。
新しい資本主義の健闘を祈っております!(あくまでも個人の感想です)



今年は干ばつ?

2022年01月26日 | 日記
 昨年秋は果物が豊作でした。我が家の家庭菜園の柿、栗、ミカン、スモモ、ビワ、ユズなどが成りすぎて枝がたわみ、実が地面に触れていました。
 
 その他、南天や千両も、赤い実を沢山付けており、今はヒヨドリが群がっています。

 植物は干ばつを予知して、前年に沢山の実をつけ種の保存を図ると言われていますが・・

 白山連邦はその名のごとく、今頃は真っ白になっているはずですが、今年はまだら模様で雪が少ないようです。

 このままでは、今年の夏は水不足になるかもしれませんね・・

 1783年 浅間山が噴火して噴煙が長期にわたり日光を遮断したことで、天明の大飢饉、翌年の奥州の大飢饉を招き、死者10万人以上でたといわれています。

 さらに遠く欧州の空へも波及し、フランスでも干ばつが続き、1789年のフランス革命の原因になったそうです。

 近年では、ピナツボ火山で我が国の農業が被害を受け、コメ飢饉となり、タイ米を緊急輸入しましたね。

 トンガの海底火山の噴火で軽石が我が国まで流れ着き、漁業に被害をもたらしています。

 噴煙は影響が少ないといわれていますが、どこかの国の干ばつを誘発するかもしれませんね・・・

 「正しく恐れなさい」といわれていますが 現代の名言です。