この本との出会いは、・・・覚えていないくらい購入即決だった。ネットだったか、雑誌だったか。
今、新規事業を担当しており組織運営に常に悩んでいる。最近発生した事象にちょうど危機感を感じていた時に「構造的無能化」という言葉が目に入り、こうしてしまっていたらヤバイ。そんな危機感を抱き、即決した。
この本が対象としている企業状態は、危機的状況になったときではなく、現事業がそこそこ順調だが伸び悩みが見えてきたとき。環境と事業が緊密に結びついた組織構造は、最適化されており意義があるが、認知が固定化されやすい。認知の狭小化は脆弱さを伴う。この状態で、組織単位での戦略アップデートをしても限界がある。それを、個人の能力や努力が足りない、とされてしまうことがある。
面白かった事例は、遭難時の地図。山で遭難した際、隊員の一人のジャケットから地図が見付かり、それで希望が見え、数日後に下山できた。しかし、実はその地図は、違う山の地図だった。もしジャケットから出てきた地図が、ディズニーランドの地図だったら、こうはならなかっただろう。「戦略は、行為の契機になれば良く、詳細は不要。行為を通じて環境が何であるかの認知と理解が進む」
変革の難しさは、「現在地に於いて未来のために変革を行う合理性がない」「正当に評価されるとは限らないリスクがある」「ルーティンの外側を駆けずり回る苦しさがある」「変革の結果を自分達は見れないかもしれない」この状態で、実行し続けなければならない。だから難しい、と。「変革に伴う痛みは、直面する課題に対し自分達は答えを持っていないという事実を認めざるを得ないことで生じる」
もう、まさに「その通り」と、もやもやしていたことが言語化され、とても納得した。堂々と、これらを発信し続けよう。非合理だらけ。でも、チャレンジしていく価値があると信じている。そんな組織が「行為」につながる契機を探し続け、発信していこう。
今、新規事業を担当しており組織運営に常に悩んでいる。最近発生した事象にちょうど危機感を感じていた時に「構造的無能化」という言葉が目に入り、こうしてしまっていたらヤバイ。そんな危機感を抱き、即決した。
この本が対象としている企業状態は、危機的状況になったときではなく、現事業がそこそこ順調だが伸び悩みが見えてきたとき。環境と事業が緊密に結びついた組織構造は、最適化されており意義があるが、認知が固定化されやすい。認知の狭小化は脆弱さを伴う。この状態で、組織単位での戦略アップデートをしても限界がある。それを、個人の能力や努力が足りない、とされてしまうことがある。
面白かった事例は、遭難時の地図。山で遭難した際、隊員の一人のジャケットから地図が見付かり、それで希望が見え、数日後に下山できた。しかし、実はその地図は、違う山の地図だった。もしジャケットから出てきた地図が、ディズニーランドの地図だったら、こうはならなかっただろう。「戦略は、行為の契機になれば良く、詳細は不要。行為を通じて環境が何であるかの認知と理解が進む」
変革の難しさは、「現在地に於いて未来のために変革を行う合理性がない」「正当に評価されるとは限らないリスクがある」「ルーティンの外側を駆けずり回る苦しさがある」「変革の結果を自分達は見れないかもしれない」この状態で、実行し続けなければならない。だから難しい、と。「変革に伴う痛みは、直面する課題に対し自分達は答えを持っていないという事実を認めざるを得ないことで生じる」
もう、まさに「その通り」と、もやもやしていたことが言語化され、とても納得した。堂々と、これらを発信し続けよう。非合理だらけ。でも、チャレンジしていく価値があると信じている。そんな組織が「行為」につながる契機を探し続け、発信していこう。