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この本との出会いは、会社の大先輩から勧められたこと。この先輩は、5年前にコーチングで出会い、年に数回、アドバイスを求めたくなる貴重な存在。全く異なる部門に所属し、一緒に仕事をしたこともない。だから、本音が言いやすく、有意義なアドバイスをもらえている。
この本は、女性特有の悪い癖12、を掲げている。どれも納得のいくものばかりだった。特に刺さったのは、①自分の実績をきちんと言わない、⑤初日から協力者を得ようとしない、⑥キャリアより仕事を優先する、⑧喜ばせたい病、⑨矮小化する、⑫自分のレーダーで注意散漫になってしまう
と、パッとあげるだけでも半数に登る。
時代背景として、女性に求められてきた「像」のようなものが、とても重なりあった。私自身も小さい頃「女は・・・」「女だから・・・」と言われながら過ごしてきた。自分自身は「そんなこと言われたってさ」「だから?」と静かに反発してきたつもりであったが、改めてこの本を読んで、自分の根底が作られてきていることを認識した。
でも、これら悪癖と言われているものが「強み」となってきたからこそ、今がある、と言える。だけど、未来に向かうとき、自分のこれまでの強みが、自分を弱めるかもしれない、と気付くことだ。
この本では「健全な」利己主義はあって良い、とも言っている。「利己主義」という言葉に抵抗を感じる自分がいる。が、「健全に」世界を良くしたい、という将来への自信を示すものになると、解釈した。
仕事の経験を重ねる毎に、期待される役割も変わっていく。自分の反応や言動が周囲にも影響を与える存在になればなるほど、自分自身を俯瞰してみること、そして今までの積み重ねや経験を跳ね除けていった先に、新しい可能性や世界が広がる。
そんな学びがあった。
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