悠々自適な人生探索

旧ブログ「育児奮闘記」最後の投稿から15年を経て2024年に復活。人生新たなステージを正直に、そしてアクティブに!

変わらないもの ~SAME AS EVER~

2025-01-13 23:02:17 | Books
 この本との出会いは、新宿紀伊国屋書店。年末に息子の資格取得に向けた教材を探しに行った際、間違えて降りた階でばったり。少し前に耳にした本だから、目に入ってきた。パラパラとめくったところ、読みやすそうな本だった。そして何よりも、今好奇心を唆られている、人間の探求に役立ちそうと直感。
 読み始めると止まらなかった。具体的な過去の出来事を引用しながら、感情・感覚・恐怖によって突き動かされる人間の行動や反応を感じた。論理や正しいデータだけでは人は動くとは限らない。そこに、人間の心理が重なったときに人は動く。
 前回投稿の内容(客観的な合理性に加えて、主観的な価値判断)に重なった。リーダーシップがどうあるべきなのか、あらためて考える良いきっかけになる本になった。


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論理に哲学 ~自由になるための技術 リベラルアーツ~

2025-01-03 15:27:08 | Books
 この本との出会いは、ネット検索。だけど、必然だったと感じている。昨年からリベラルアーツを勉強したいと考えていた。もっと本質を突き詰めたい、これまでの延長から大きく脱したい。人生後半戦の準備も始めたい。そのためには、これまでと違った領域にチャレンジして自分自身をUpdateしたい。大学時代に、一般教養を真面目に勉強しておけば良かったなぁ、という後悔の念があるのも事実。それを友人との食事会で話したら「良いと思う。マネジメントにリベラルアーツが必要だと言われている」と背中を押してくれた。そして、山口周さんを先生と仰いでいた。年末年始で読む本を選定していたこともあり、検索したところ、ちょうどヒットした。
 歴史、宗教、論理、どう生きるか、等の根源的なテーマを切り口に、有識者との対話を中心に校正されている。特に興味深かったのは、組織の不条理。企業に勤めていると誰しも遭遇する場面に対するリベラルアーツの思考影響力がとても腑に落ちた。人間は損得勘定で行動するもの。データや傾向に基づく客観的な論理性だけでは、「正しい」判断や行動に繋がらない可能性がある。そこに必要になるのは、主観的な価値判断。人間の行動と反応の歴史であるリベラルアーツの知識を持つことで、常識を疑い、より正しい、より本質的な判断力に繋がる。加えて、「疑うべき常識」を見極める選球眼にも繋がる。
 この本を読んで、自分が、リベラルアーツを学びたい理由に対し、更に強力な理由が加わった。客観的な論理性+主観的な哲学思考、これを身につけるべく、学びの場に挑戦しようと思う。
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