先日、実家のお手伝い(6月7回目)に行った際、ソファからうまく立ち上がれない父を介助しました。
父の手がやけに熱いなー、と思いました。
でもその直前、母が「オトーサンったら、つま先は冷たいのに手は熱いのよね」と聞かされていました。
父の症状はまだこれから検査ラッシュなので、病名は確定していません。
ですが、私はたぶんこの辺りの病名だろう、と3つくらい想定しています。
そのすべてに自律神経の不調が症状としてあるので、母の言葉を「そんなもんだろーなー」と呑気に構えていました。
ところがその夜、父が具合悪そうにしていたそうで体温を測ったら、38度以上。
母と兄が父を連れて夜間診療を受診したそうです。
あー、あの時、私が父の手をとった時の感覚を言葉にしなかったせいで、父に辛い思いをさせてしまいました。
その日、父はやけに眠そうで、顔色が白っぽいって感じていたのに。
父は農家のおじいさんだから日焼けをしているのですが、元々は雪国育ちかと思われるほど白い肌の持ち主。
最近、農作業は休み休みやっているし、帽子も被っているから、額や頭は日焼けしないのねー、と私が勝手に思い込んでいました。
あれは肌が白いンじゃあなくて、顔色が悪かったのかー。
全部私の正常性バイアスが邪魔して気がつけなかったンだ、と落ち込みました。
母が言うには認知機能が低下気味になってきた父は、自分の不調に気付けなくなってきている、とのこと。
だとしたら、ますます私があの時、気付けるタイミングがあったのにな見逃したことが申し訳ないです。
しかも病院では軽い肺炎を起こしている、との診断もあったとか。
時々たんが絡んだような咳が出ていたけれど、近くのクリニックでは年相応と言われていたのを鵜呑みにしすぎていました。
今後、こうやって見逃した父の症状に落ち込むことが増えるンだろうな、とも思っています。
そのたびにモヤモヤした気持ちと戦うことになることでしょう。
もう少し自分に注意力と愛情があれば…と思ってしまう出来事でした。