不安的中です。
今日から使えるはずだった(そう説明があった)のに、システムにアクセスしたら話が違うじゃないの…。
影も形もありませんでした。
じつは昨日の段階でアクセスしてみた画面と全く同じでした。
大変残念ですがまだ導入に至らないようです。
上司の社員さんは展示関係の業務で多忙なので、あまり資料管理の仕事には関われないので、システム移行のスケジュール確認をお願いしましたが、期待が持てません。
あー、どうなっちゃうのだろうか?
いけない、いけない、この件については能面のように無表情でやり過ごそうと思っているのに。
さて今日は特殊な大きさの図録を整理しました。
他の美術館で開催された展示会の図録で、東京近郊では大変盛況だった展示会でした。
わたしの勤務先では、新規収蔵図録は公開スペースに1年間ほど展示します。
ところが特殊な大きさなので、本棚に収まりません。
仕方なく本立てに立てかけて展示しました。
すると、学芸員さんの一人から「あの展示の図録が入ったんだね」と声をかけられました。
やはり注目された展示だからなのですが、私は「図録が特殊な大きさなので、目立つ展示になってしまいました」と伝えました。
私が昨年夏まで勤務した文化施設では、企画展や特別展を開催しても、図録は作らない方針でした。
図録は売れ残ったとき、とても大きな負の遺産になるためです。
それはとても残念なことで、お客さまから「図録は?」と尋ねられることが多かったのに、いつも「図録はございません」とお答えするしかありませんでした。
せっかくお目当ての展示を見たら図録が欲しくなる方は多いのです。
大きな施設で集客力がある有名な展示なら、図録が飛ぶように売れるでしょうけれど、そうでもない展示では、採算をとるのが難しいのでしょう。
私は資料整理の仕事で古い図録もいくつか拝見していますが、やはりバブル期のものは紙も印刷もすべてが贅沢です。
これからの時代、図録自体がなくなってしまう可能性が高いかも…。
理由は、採算のこともありますが、文化施設のホームページなどで情報公開が進めば、図録を必要とはしません。
ここで問題になるのは、著作権や肖像権などで、この辺りをクリアできれば、広い意味で図録は不要になるからです。
また、学芸員さんたちは研究者でありつつも、文化施設における雑用の多さには、パートでデータ入力と接客しかしていない私が見ても驚きです。
え?こんなこと、学芸員さんがやるようなことなの?と。
研究者として学芸員さんがもっと研究に費やせる時間があれば、もっと文化発展に寄与できるのでは?と感じてしまいます。
パートタイマーの私がそう思っても、仕事は日々粛々と進んでいくのですが。
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makoto
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