送付国:アメリカ メリーランド州
送付人:チョコレートが好きな女性
切手:USAフォーエバー2枚+10セント1枚+1セント+3セント
USAフォーエバーは、アメリカ国内なら今後料金が変更されてもいつでも1枚貼れば送れる切手。
一番右端の切手もその1枚です。
これは今夏発行された、第二次世界大戦の日系アメリカ兵士を称える切手です。
いつか誰かがこの切手ではがきを送ってくれたら嬉しいな、と思っていました。
巡り巡って私の手元に来てくれて嬉しい1枚です。
当時の日系アメリカ兵士の多くは、ヨーロッパ戦線で大活躍しました。
日系兵士は真面目で統率がきちんと取れていて、有能な部隊だったからこそ、アメリカ国内でさらに「日本人は不気味」という評価になって、さらに苦しい立場になってしまったのだけれど。
この切手は凹版印刷で、これまた古くからある印刷技術なのですが、日本では今年、郵便事業150年の特殊切手で使われました。
古い技術だけれど味のある印刷技術なので、日系兵士の印刷がホント繊細でいいな、と思っています。
この兵士はパリで撮影された写真が元になっているそうです。
絵はがき:赤いポピーの花畑
赤いポピーの花は、第一次世界大戦に従軍した兵士たちを慰霊する花として取り上げられ、以降、欧米では従軍慰霊の意味があるそうです。
これもポスクロを始めるまで知らなかったです。
アメリカ人にとって、今年は真珠湾攻撃から80年であり、日本人とはまた違った意味で慰霊の気持ちがあると思います。
開戦当時の日本を思うと、もし私が当時生きていたのなら、戦争を熱望していたのか、それとも反戦感情だったのか、分かりません。
だって日本が負けるだなんて、殆どの国民は考えもしなかったでしょうから。
お相手は米軍基地の近くにお住まいのようですから、もしかしたら米軍関係者なのかもしれません。
お相手からこの切手を送っていただけてホントに良かったです。