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アラフォーのマネープラン その7 ボーナスの預金方法

ボーナスシーズンまっただ中。
会社員の多くはボーナス額の3割以上を貯蓄に回したいとしているものの、実際には3割以下ということが多いらしい。
それは、ローンを組んだりすると、たいていの場合ボーナス払いをしている人が多いから。

わが家は現在、ローンは全く組んでいないのでこのボーナス払いがないだけでもとても気持ちが楽になる。
この効果は、貯蓄の大幅な目減りよりも相当精神的な軽減につながっている。

さて、ボーナスの貯蓄、一般的にはどのように運用するのだろう?
積極的な運用を願う人は、投資信託や株式なのだろう。それに来月からNISAが始まるので、今期は期待大で運用したいという方も多いだろう。

私のように積極的な資産運用を考えていないモノにとっては、やはり定期預金になる。
定期預金も種類があって、金利重視ならばネット預金なら金利が0.5%ほどになる。
でも実店舗の窓口で契約したいという方も多く、その場合は都銀などの「スーパー定期」となるだろう。

このスーパー定期も、ボーナスシーズンを中心にたいていの場合は金利が上乗せされている。
そしてその上乗せとは、「店頭金利+○%」というもので、「+○%」の数字だけを見るのではなく、店頭金利も含めて実勢金利を知る必要がある。

この点では、たいていの金融機関はホームページに掲載しているので、ネットで調べられるし、それも面倒ならその金融機関に電話で問い合わせれば良い。

店頭金利は、たいてい1週間に1度見直される。だからホームページで見るときは必ず何日現在の情報で、いつまで有効な情報なのかをチェックしなければならない。

金融機関に問い合わせるのであれば、すぐに実勢金利を回答できないような金融機関だとしたら、預けるのはちょっと考えた方が良い。

どこに預けるのかを決めるとともに、どうやって預けるのか?も大切なこと。
スーパー定期の場合、金融機関にもよるが、預け期間は1か月でもOKだし、1年、2年…5年と期間を決定できる。
場合によっては、「再来年子どもが受験するから、それまでの間だけ」ということで1年2か月(14か月)という預け方もできる。
または「来年の夏にクーラーを買い換えたいから6か月だけ預けたい」ということもできる。

要は、ここでライフプランが大事になってくるのだ。

金利というものは、資金はまとまっていて、長期間預けた方が金利が有利になる。
でも、一般的な生活をしている人が300万円、1,000万円というまとまった資金を定期預金にしますか?3年も5年も資金を放置しますか?

ということであれば、もしも不急の資金20万円を貯蓄したいという場合、こんなプランはどうだろう?
5万円…1年モノの定期預金。
5万円…2年モノの定期預金。
10万円…3年モノの定期預金。3年モノだとちょっとだけだけれど金利が良い場合がある。

資金は分散されてしまうのだけれど、毎年満期を迎える定期預金ができる。
1年後には、5万円が満期になるので、これに+αで新たに定期預金を作るのも良し、ライフプランに合わせて家電の買い換えなどの資金にも充てられる。
2年後には、5万円が満期になる。これもライフプランに合わせて、旅行資金にもできる。
3年後には、10万円が満期になる。こどもの進学関係などの資金にもできる。

これから3年間、ボーナスが全くゼロという会社も珍しいだろう。
でも、会社の業績が悪化したときに備えて、金利が良いからと言っていきなり3年モノなどの長期の定期預金に全額を突っ込むのは不安が有る場合にはとても便利なプランになる。

長期の定期預金を契約するリスクとしては、固定金利の場合、3年後にはとても低い金利(逆に高い金利ならいいのだけれど)になっている場合がある。
それなら変動金利がよいか…というもの一種のカケになってします。
それならば、貯蓄の全額を突っ込むのではなく、分散させた方がリスクヘッジができるのだ。
また、不急の資金のはずが、入院などで必要になったら…。まとめて定期預金にしていると中途解約しなければならない。
入院に10万円かかったとしよう。
その場合、20万円の定期預金を中途解約すると、金利は普通預金に預けていた額とほぼ一緒になる。
するとせっかく定期預金の金利に金利上乗せになっているのにすべてパーになってしまう。
それならば、1年モノと2年モノを合わせて10万円解約して、金利が高めの3年モノの10万円を維持すればいい。
もちろん、定期預金によっては、一部解約という方法をとることもできる。
でもその一部解約していたことを失念していると、後日「契約金額と満期時の金額が違う!!」と勘違いするもとにもなる。
(実際にこういうことで金融機関でのトラブルはあるらしい)

さて、中途解約もせず、毎年こつこつと20万円ずつ貯蓄した場合は下記のようになる。
1年目…5万円(2年目で満期)、5万円(3年目で満期)、10万円(4年目で満期)
2年目…5万円満期+5万円(3年目で満期)、5万円(4年目で満期)、10万円(5年目で満期)
3年目…10万円満期+5万円(4年目で満期)、5万円満期+5万円(5年目で満期)、10万円(6年目で満期)
4年目…15万円満期+5万円(5年目で満期)、5万円満期+5万円(6年目で満期)、10万円満期+10万円(7年目で満期)
5年目…20万円満期+5万円(6年目で満期)、10万円満期+5万円(7年目で満期)、10万円満期+10万円(8年目で満期)

さて、5年目での資産は次のとおり。
1年モノの定期…25万円(6年目で満期)
2年モノの定期…10万円(6年目で満期)、15万円(7年目で満期)
3年モノの定期…10万円(6年目で満期)、20万円(7年目で満期)、20万円(8年目で満期)
合計100万円。
同じ100万円を貯蓄するにしても、この方法なら、中途解約をしたとしても影響を最小限に抑えられる。

「金利なんて微々たるモノ」という人も多いのだけれど、金利が少ないからこそ、こうやって工夫をする必要もある。
金利は毎年お小遣いとして受け取ることもできるし、元金とともに利息分も定期預金にもできる。
1年間あずけたご褒美なのだ。

ちなみに私はこの方法をとっていません。
最初の3年間を我慢すれば、3年預けた方が金利がよいので、基本的には3年契約。
1年契約にしているものもありますが、1年契約のものは上限額がある金利が有利な金融商品。
だから上限額をいっぱいにまで埋め込んだら、あとはもっぱら3年契約にしている。

ちなみに金融機関によってはボーナスシーズンはいろいろなキャンペーンをやっている。
そのキャンペーンでは、抽選会やノベルティーグッズの配付、豪華な粗品などもある。
こればっかりは自分でググって自分に合ったモノを探すしかない。
そのために金融機関のホームページをめぐってみるものよい。情報が満載だ。
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