昨日図書館で借りてきた本で、新聞記事をコピーして製本してある。
私が生まれる前の新聞記事なので、当時の二ヶ領用水の様子と歴史がわかる。
また著者(署名なし)がじっくりと資料検分をしているのがわかる。
今の記者さんたちは忙しくてこんなじっくりと資料調べをする暇はないだろう。
それと地域の人に聞き取りもよくやっている。
インタビュー部分に具体的な名前がないものの、実際に歩いて聞いて回らないと聞けない言葉も出てきている。
現代の新聞よりは、表記にクセがあったり、文字は小さいが、小学高学年ならじっくり読めば分かると思う。
溝口水騒動のとこもその事件も詳しく書かれている。
この事件では、焼き討ちが発生さるのだが、事前に犠牲者とその救済法もちゃんと決めている。
そして昭和40年代半ばには溝口辺りでは二ヶ領用水がかなり荒れていたらしい。写真でも文章でもドブ川扱いになっている。これは知らなかった。
そこまで荒れていたのか…。
そしてこの記事の最後に、二ヶ領用水の老後の面倒をみるとして、花のプロムナードとして再生してはどうか、と提案されている。
いやはや、今はその花のプロムナードになっている。
もう46年も前の新聞記事だけど、今の二ヶ領用水を予言していたのかな?
読み応えがあったシリーズだった。
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