makoto's daily handmades

お手伝い 9月14回目 直売所

この日も開店前から行列ができていました。

一方で今年の最終営業日も決定しました。

今年は初めてブドウの地方発送の梱包を私が担当しました。

例年1〜2件は梱包の苦情があるそうですが、今年は1件もなかったそうです。

これは本当に嬉しいです。

昨年までは父が担当していたブドウの梱包。

去年、父に2度くらい教えてもらいましたが、なにせ面倒くさくてキーッとイライラする気持ちを抑えるのが大変(汗)

父の根気強さには閉口してみていました。

ところが今年は父不在のなか、教え下手の母から教わりました。

これまた母の適当説明で全然分からない中、私なりの工夫をした甲斐がありました。

だがしかし、来年はどうなるでしょうねぇ。

 

病気ですでにやせ細り始めた兄が、来年も農業をできるのか、とても心配です。

私の心配の根源は、祖母や母の住まいが無くなること、実家のお墓が無くなることの2点です。

どの時点でも兄が亡くなれば、この2点は私にはどうにもできない現実として迫ってきます。

 

直売所の閉店とはいえ、対面販売が終わるだけで、今後はロッカー式の自動販売機で季節の野菜や果物を販売します。

今月末には来年の収穫に向けての作業が始まります。

農業後継者がいない農園の園主が病気になると、一気にいろいろなことが変わっていきます。

少なくとも来年は、漬物類は生産中止が決定済み。

野菜担当だった父の復帰は見込めないので、野菜も種類を減らすしかありません。

そうなると、野菜畑の荒廃が見込まれますねぇ。

病臥中の父は時々うなされるように「種まき」と話します。

たぶん毎年8月、9月に種まきする冬〜春野菜の種のことを言っているのでしょうね。

だから私も「ダイコン?もう撒いたから大丈夫だよ、ちゃんと中太も撒いたよ」と言うしかありません。

まだ種まきをしてないらしいですけれどね。

中太ダイコンは私が好きな種類です。

父はそのことを知っているので、私のためにいつも種まきしてくれていましたから。

でも、中太ダイコンは面倒で母や兄は種まきしてくれそうもありません。

今年のお正月にいただいたのが最後の中太ダイコンだったか、と今になって気がつきました。

そんなところに寂しさを感じる思い出になりそうです。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。

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