makoto's daily handmades

お手伝い 1月3回目

この日も実家の果樹園のお手伝いに行きました。

両親、兄、いつものオジサン、私の5人で作業。

私は父に教わりながら、イチジクの剪定もしました。

↑これが商業栽培のイチジクの剪定方法です。

地上から30センチくらいの高さに2本の主枝を水平誘引して、新梢は垂直に伸ばします。

イチジクの剪定はとても簡単。

素人の私でもすぐに理解できました。

ただ、イチジクはカミキリムシの食害を受けやすい木なので、予備枝を準備するのが素人には分かりづらくて。

でもやっと理解した頃には剪定終了。

イチジクは第3のサブ農産物ですから栽培面積は少ないンです。

いまの時期でもイチジクが実っていますが、これは食べられません。

いや、加工すれば食べられるかも?

ただ食べられるようにするには手間と副資材と光熱費を投資しなければならず、割に合いません。

ドライイチジクにもできないほどのダメさ加減です。

ちなみに私はイチジクが好きで食べることはできますが、剪定をしている間は手が痒くなったり、瞼が腫れてきたのでアレルギーがあるのかもしれません。

 

あとはひたすらメイン農産物のイツケ作業です。

↑父の結び方

↑私の結び方

私には父の結び方ができないし、父には私の結び方ができないそうです。

お互いに一長一短なところがあるので、これこそ好みの違いらしいのです。

 

さてこの日で1月のお手伝いは終了。

最後に兄に呼ばれてちょっと話しました。

12月の検査結果は引き続き数値が上がっていて、たぶん6月頃には新たな治療に切り替えそうとのこと。

果樹栽培にとって、夏〜秋は収穫期で一番忙しい時期です。

思わず「多少他人に任せて治療に専念してみたら?治療は早めに取り組んだ方がいいでしょ?」と言ってしまいました。

本人は「いやー、畑が気になるからさー」とやんわり否定されました。

 

あー、私、余計なこと言っちゃったなー、と落ち込んでいます。

兄の病気は兄のもの。

私は粛々とお手伝いをするだけって決めたじゃあないか、って。

兄の代で農業は終わりでも構わない、自分が後悔なく関われればいつ畑終いになってもいい、と決めたじゃあないか、って。

いざ兄の病気の進行状況を知ると、心の中がざわつくモンだなー、とつくづく自分の意志薄弱さを自覚しました。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。

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