ネタバレはなるべくしないようにしたいのですが、多少は含んでいるのでこれから映画館に行く方にはこの先を読まない方が映画を楽しめると思います。
さて今回の映画、前評判はあまりよろしくないので期待と諦めがありました。
そもそもエピソード7以降の3部作は、それまでのルーカスフィルムからディズニーに制作者が変わっていますし、監督も違います。
エピソード4~6、1~3(公開順)とは、制作された時代の違いから、公開時の時代背景が色濃く反映されています。
とくにファッション。
登場人物のひとり、ハン・ソロ(演:ハリソン・フォードさん)なんて、エピソード4では襟がバカでかいワイドカラーシャツで、ズボンの裾幅も広いベルボトム。
1970年代ファッションそのものです。
そして、登場人物はアングロサクソンばかりで、時々モブキャラでネグロイド、モンゴロイドはいるのか、いないのか分からないくらい少数派です。
スターウォーズシリーズは、全編通して武士と武士道へのオマージュがありますが、意外と日本人そのものが登場することはありません。
エピソード1からは、アミダラ女王(演:ナタリー・ポートマンさん)の正装に、中国服の要素が含ませるようになります。
これは東洋的なエキゾチックな雰囲気を彷彿させていますが、やはりアメリカから見た東洋を意識させられます。
しかしエピソード7からは衣装は再び西洋の要素が強くなり、そして1970年代ファッションの影響はサラッと捨てられます。
エピソード6の続きであるはずのエピソード7では、ワイドカラーシャツやベルボトムはまったく見られなくなるのです。
その代わりディズニーお得意の人種、性別を乗り越えた多様性が全面に押し出されます。
ルーカスフィルムだったら、また違ったシナリオだったのだろうとは思う展開でした。
そしてレイア姫を演じていたキャリー・フィッシャーさんが撮影が残っている中でお亡くなりになりました。
でもどうやって繋げたのかな?と疑問に思うくらい自然な演出となっていました。
今回もスターウォーズシリーズ特有の交響曲がBGMがよくて、この音楽が宇宙の壮大さを表しているのだな、と思いました。
さて前評判からはあまり期待をしていませんでしたが、私には思った以上に良かったです。
エピソード8までで広げた風呂敷をどこまでまとめあげるのかとても興味がありました。
ちゃんと完結しているけれど、まだまだ外伝などスピンオフを作られる要素がたくさん残っていました。
それと今回の映画は142分ありちょっと長いです。
吹き替えには親子連れが多いせいか、子どもさんがお手洗いに立ち、一緒に親御さんがついていく場面が何度もありました。
たぶん子どもさんが自らスターウォーズを見たいというよりは、親御さんが見たいから一緒に連れてきたのだろうな、と思うと、親御さんが少々気の毒に思えました。
さて、私にはもう一つ楽しみがありました。
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来月公開される映画「ダウントン・アビー」のフライヤーです。
前売り券は手に入れていますから、絶対見に行こうと思っています。
映画公開前でないとほぼフライヤーは手に入りませんから、とても嬉しかったです。