makoto's daily handmades

西湘さんぽ20220116 足柄平野の扇端 その2

その1の続きです。

根府川駅からハイキングコースを通って早川駅に至るまでの途中から。

小田原市米神(こめかみ)という地名の中腹からです。

※私が今回歩いているルートは、早川・片浦ハイキングトレイルとして小田原市が紹介しています。しかし地元の方の農道であり生活道路です。軽自動車のすれ違いが難しく待避所も少ないので、車でドライブするには適していません。

今回も長文&写真多めなので、お暇な時にお読みください。

 

土砂崩れ跡を見つけて少しびびる私。

帰宅してから調べたら、昨夏、熱海市の伊豆山土砂災害の時、この辺りでも崩落災害があったそうです。

熱海駅は、根府川駅から東海道本線下りで3つ目の駅なので同じような天候だったそうです。

そう言えば当時は小田原駅から箱根方面も伊豆方面も通行止めになった道路が多かった、とやっと思い出しました。

基本的にこういう鬱蒼とした道路があって、車のすれ違いは難しいし、待避所もないし、見通しが悪い場所も多いので、軽トラが通過する時は歩行者の私が待避する場所もちょいと難しいです。

画像右側は石垣で柵なし、左側は石垣で、ここの場合左側の杉林に低い石垣があるのでそこに上がる方法しか思い浮かびません。

石垣はこんな感じ。

やっぱり待避所はないので、車でムリにすれ違うと石垣に車体をこすること間違いなし。

お、この石垣の積み方は昭和かな?

でも昭和ならコンクリート壁にするンじゃあないかな?

場所によって石垣の積み方がかなり違うので見応えがあります。

ここで清水川を渡ります。

しかし欄干がとても低くて沈下橋みたいなのに、川は殆ど水がありませんが急峻な様子が伺えます。

豪雨になったら鉄砲水になるのだろう、と簡単に予測できます。

山影になっている場所で霜柱を見かけました。

関東南部では霜柱は冬の風物詩ですが、地域によっては気候条件で霜柱を見たことがないという方もいらっしゃるとか。

ちなみに私は小田原市のような温かい気候の地域でも霜柱ってあるんだ!と意外に感じました。

私が住む川崎市から見たら、小田原市は南国のように感じていましたから。

土の色はまさに関東ローム層の赤土です。

この場所だと、伊豆半島の天城山、神奈川県の箱根、静岡県の富士山の火山灰の影響だろう…風向きによっては伊豆諸島の大島の三原山も関係するかも、と思いました。

ここも石垣がいい感じに積んであります。

でもよく見ると下の方と上の方が積み方が違う雰囲気。

土砂災害や地震災害で積み直しているのかもしれない、とやっと思い立ちました。

上方の石垣は、元々は柑橘が植わっていたかもしれませんが、今は杉が植わっているみたいてした。

だんだん山に返していくように感じました。

なお、とっても見にくいのですが、一番手前の石垣の上にはバラの苗が植わってあって、これがまた見事な剪定がされていましたを

バラ苗は花の時期がもちろんステキですが、ビシッと決まった剪定直後の姿はカッコいいです。

ここも見にくいのですが、右端に石垣に溝切りがあってカッコいいです。

石垣の溝切りってほかでは見かけなかったので、大切な畑を守るための工夫なのかと思いました。

ここも車のすれ違いはムリです。

でもこの辺りから少し人家があるので、農道と生活道路を兼ねている感じです。

所々にコンクリート壁が登場。

これまで石垣ばかりだったのですが、人家がある所はコンクリート壁の方がメンテナンスが少なくて適しているのだろうか、と思いました。

この石垣は、かなり大きめの石が使われていました。

ここは右側に待避所がある!と思ったら、左側が墓地でその墓参者用の駐車場でした。

この駐車場が満車だと待避所がやっぱりありません。

東海道新幹線!

右上に7本くらい高い木がありますが、あの場所から下って来ました。

この東海道新幹線の高架下を通って行きます。

高架下をくぐってすぐ右側を見上げました。

肉眼では14段くらい石垣がありました。

これが一面に柑橘畑だったのだろうな、と思うとともに最盛期を見てみたかったです。

おや?石垣の石、なんだか丸くなってきました。

ここは海抜30メートルくらいのはずなので、海岸から拾ってきたのか、それともいまはコンクリートになった川の改修工事の時の石を利用しているのかな?

 

住宅が増えて来ました。

この石垣は薄く剥いだ石を張り付けている?これまたこの日見た石垣では初めてのタイプです。

左上が東海道新幹線の反対側のトンネル。

その周りも何段も石垣があって、石垣に囲まれた谷戸です。

ここは東海道本線の線路。奥に相模湾。

柵がなんだか簡易で、私が住む辺りでは考えられないくらい簡素です。

人と自転車だけが渡れる踏切。

簡素な作りで物凄くビックリします。

私が子どもの頃から育った地域は踏切がなかったので、幼稚園児の頃、親戚宅近くの踏切を渡った時、電車の車輪が目の前を通過していく姿に恐怖を覚えて、自力で渡れなかった思い出があります。

コンクリートでできた階段!

石垣で作った階段と同じような形をしていてビックリしました。

私が思うとコンクリートの階段とは形があまりにも違っていました。

手前に東海道本線の線路、奥に米神漁港。

気がついたら眼下に東海道本線。

ここもガードレールがない崖の上の道で、車のすれ違いはちょっと難しいかもしれません。

今回は思ったよりも石垣をたくさん鑑賞できることができて思っていたよりもずっと時間を費やして写真とりまくりでした。

この「その2」でご紹介してきた場所は最後のこの写真の中に全部収まっています。

谷戸1つ分だけでその2を終わりにします。

あまりにも石垣に夢中になっている自分に、写真を見返しながらこのブログを書いている今になって感じます。

私、ちょっと落ち着いて、まだ先は長いのよ、と。

明日以降の「その3」に続きます。

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