昨年末の登り納めの山「天城山」へ行って来た。
2月1日の横瀬・二子山以来、1か月半ぶりの山歩きだ。
大雪やタイミングが合わなくて、こんなに長期間山歩きから離れたのは、昨年9月に山歩きを始めてからは無かったこと。
9時50分山行開始。昨年末よりも1時間10分遅いスタートだ。
そして、この時期の伊豆なのに、雪がたくさんある。
しかも前回と違って春の雪解けが始まったはずだったのに、昨日までに新雪がうっすらと降ったらしい。
だから前回と質がちがって雪が重いし、歩きづらい。ちょっと固めとは言っても滑りやすい柔らかくて重い雪なのだ。
所々、トレースにズボズボと足を突っ込んだ跡があって、その深さが40センチくらいある。
どうやら、地表に接した部分の雪が溶けて、そこへ足を乗せてしまうと、足が沈んでしまうようだ。
なによりも、雪解けが始まっているから、前回は涸れ沢状態で、ゴロ石ばかりだと思っていた所に沢ができていた。
何度か浅瀬の場所を選んで沢を渡らなければならなかった。
一度来たことがあるから楽勝だと思ったのに…。
まぁ、風景も似たような雪景色だし、雪の上のトレースを歩けばいいのにそれなりに楽勝だけれど、何しろ足を取られるのがなぁ…。
もちろん、前回同様にチェーンスパイクは付けていたのだけれど、それでもかなり滑った。
これは雪質によるのだろうな。気をつけよう。
万二郎岳には9時55分到着。
山頂に着いたら、チラチラと雪が降ってきた。
もともと曇天だったから覚悟はしていたけれど、この先歩く馬の背(鞍部)や万三郎岳に目をやると雲の中で全く見えない。
しかも休憩中に万二郎岳にも雲が上がってくる気配。
さすがに1か月半も山に登っていなかったし、雪に足を取られて歩きづらいことを考えて、本日はピストンで下山することにした。
11時10分下山開始。
途中で何人かとすれ違ったのだけれど、一様に「もう回ってきたんですか?」と声をかけられる。
私は「山頂の天候があまり良くないので、万二郎岳だけにしました」と返事。
そして、たいていの人はMIFさんに話しかける。
まぁ、MIFさんと私の体型をみたら、「妻を山歩きに付き合わせている夫」という雰囲気だし、MIFさんの体型なら山男に思われても仕方が無い。
しかしながら、わが家は「夫を山歩きに付き合わせている妻」という実態なのだ。
そんなことをちょっと思い浮かべながら、12時10分駐車場に到着。
【装備の初物】 モンベルのフィールドマスク。花粉や埃から口元、鼻を守ってくれる…ただし、息苦しくて途中ではずしてほぼスカーフ代わりだ。何よりも今日の天候ならば、山行中にスギ花粉を感じることは無かった。
【次は購入したい】 とくになし。
【良かったこと】 チェーンスパイク。予備のつもりで持参していたが、この季節の伊豆でこんなにガッツリ使うと思わなかった。
また寒かったおかげで、山行中はスギ花粉を感じることは無く、ひさびさにお鼻スッキリな感じがして気持ちよかった。
【次回からの改善点】 天候と雪の状況をもう少し調べておけば良かった。準備をしていったけれど、結局万二郎岳のみにしてよかった。
【失敗したこと】 とくになし。でも、まだ駐車場のトイレが閉鎖されていた。
【今回の装備】makoto編
服装…アンダーシャツ(ウール、長袖)、ベースレイヤー(紫・長袖)、ハードシェル、長ズボン、機能性タイツ、靴下(中厚)、ゲイター、ボルカノキャップ、帽子、フィールドマスク
靴…トレッキングシューズ(ハイカット)
リュック…財布類、携帯電話、スポーツドリンク(500ml)2本、手ぬぐい、タオル、救急セット、ミドルレイヤー(グレーのフリース。使用せず)
行動食…チョコ、飴(飴は食せず)
アクセサリ…腕時計、2本ポール