この時期に訪れるのは15年ぶりくらいです。
ゴールデンウィークとは言えども、平日なので思ったよりも空いていました。
それとこの施設は、この4月から「日比谷花壇大船フラワーセンター」の愛称で運営することになりました。
指定管理者制度とネーミングライツによって、日比谷花壇が運営しています。
簡単に言うと「ハコは公立、運営は民間」という経営方法です。
私自身、指定管理者制度の文化施設で働いていますので、どんな感じかな?と興味津々です。
今回も写真多めです。
お時間があるときにご覧ください。
入口にも「日比谷花壇」の文字があります。
日比谷花壇は比較的全国展開をしていて、大手のホテルやデパートのある花屋さんという感じです。
以前、日比谷花壇さんでお買い物したことがありますが「特別な日のお花」という印象です。
券売機。
直近では昨年2月に訪れていますが、券売機ではなく手売り窓口販売でした。
券売機には券売機の良さがありますが、私は手売りの方が好きです。
券売機は味気ないチケットなので、好きになれません。
私が勤務したことのある2ヶ所の指定管理者制度の施設では、窓口でチケットを手売りする大切さを、ずっと語られていたのだけれどなぁ…。
まずは日本庭園。
小さなコーナーですが、ここが好きです。
枝垂れエンジュが素晴らしいコーナーでもあります。
そしてしみじみ感じるのは、私にとって冬の剪定が終わった日本庭園が一番好きと感じました。
ビシッと切りそろえられた庭木が好きです。
春は新緑が眩しいのですが、これはこれで美しいです。
途中の自動販売機で買った湘南クッキー。
平塚市に本社があるのですが、湘南地区ではクッキーの自動販売機があります。
なかなかこちらの地区には来ないので、つい買い求めました。
いろいろなクッキーがある中で、変わり種のクッキーです。
お味は「小魚アーモンド」に似ていて、美味しかったです。
うちのご近所にも自動販売機がほしいくらいですが、湘南ではないのでムリでしょうね…。
ルピナスの花壇。
ここから温室に向かいます。
温室全景。
なかなかの大きさです。
温室はドーナツ状になっていて、中庭があります。
中庭は、オーストラリア等の植物園になっていて、ここに来るとつい触りたくなる木がこれ。
まるで薄紙を重ねたような手触りで、フカフカしています。
そっと触って楽しんでいます。
これも温室の中庭の花。
いわゆる「マヌカハニー」というとても体によいはちみつは、この花から採取できます。
ブラシの木の仲間です。
黄色の花は初めてみました。
このコーナーはもともとかなり放置気味でしたが、スッキリ整えられてしまって、ジャングル感がなくなりました。
あの雑然感が好きだったのになぁ。
ここから温室に行きます。
温室内が整えられてしまって、ジャングル感がなくなりました。
とても残念です。
とくにバナナコーナーは小さい苗しかなくてガッカリ。
睡蓮のコーナーも池が半分埋め立てられて、品種も半減…つ、つまらないぞ。
あのジャングル感がたまらなく魅力だったのに…。
ここから梅林を抜けて、竹と笹コーナーに向かいます。
紫蘭かきれいです。
ガーン!ショック過ぎる!
竹と笹コーナーが無くなって、シャクヤクとボタンコーナーが拡大されてた〜!
私、竹と笹コーナーが好きだったのです。
竹や笹を鑑賞できる植物園は少ないので、こんなコーナーもいいなって楽しみにしていたのに〜!
大船植物園にとってシャクヤクは、本当に大切な資源です。
戦時中、政府から「花を育てるとは何事か!食料生産をしろっ!」と命令されても、当時の職員が「花の研究もできないなんて、この戦争は負ける」との思いから「いつかまた研究できる日が来るまで隠しておこう」とシャクヤクを倉庫で保管。
おかげで、シャクヤクの分野では「大船系」と呼ばれるシリーズが生き残ったのです。
ここから一旦、バラコーナーに向かいます。
バラはトップシーズンかと思うくらいとても美しかったです。
ここはあまり手が入らなかったのかな?と。
今年は少し早めに咲いている印象です。
ここからもともとあったシャクヤクコーナーに向かいました。
少し早めでしたがとても美しいシャクヤクばかりです。
ふと見上げたら、八重桜の普賢象(ふげんぞう)が咲いていました。
これは、玉縄桜(たまなわさくら)の原木。
温室や竹と笹コーナーが大改革されていたので、玉縄桜がどうなっているのかとても心配でした。
でも玉縄桜はいつもどおりの様子で安心しました。
今年2月の開花期は、この植物園が閉鎖していたので見られませんでしたが、どうして見たくなる桜の1つです。
ここからプラタナスの並木を通り抜けて池方面に向かいます。
おお!池が消滅している!
右の建物前に池があったのですが、埋め立てられていました。
この池の周りに玉縄桜があったのだけれどなぁ…残念。
ここから森の小道に向かいます。
小道がキレイになり過ぎていて、あの雑然とした雑木林感が半減している…。
整備しすぎていて、ワクワク感が足りないよ〜。
ここから築山に登ります。
山頂付近のハンカチの木。
もうだいぶ終わりに近いけれど、いいものを見ました。
築山の小道はあまり整備しなかったようで、ここは以前の様子と大きく印象は変わりません。
入口付近に戻ってきました。
これは何?と思ったら、サカキだそうです。
新芽の時だけ黄金色。なかなか素敵な色合いです。
オオデマリ。
矢車草。
ポピーとネモフィラ。
ネモフィラ。
最後に盆栽コーナーを見たら、梨の盆栽がありました。
初めて見たかも!と思いましたが、よく考えたら、亡くなった祖父が梨の盆栽を作っていたなぁ、と思い出しました。
大船植物園は、ちょっとジャングル感があって、それが自然な感じが良かった、と私は思っていました。
指定管理者制度で民営になると、やはり手入れ感がないと運営しにくいのかな?
名前の威力、ブランディングから言うと、日比谷花壇らしくないなぁ、と思うこともいくつかありました。
私も指定管理者制度の文化施設で働く一人として、やはり1年目の最初の頃特有の「これまでと違う、これから作り上げるのだ」という経営者側の立場を感じました。
それに伴うスタッフに求められるモノがありまして、この施設も「これから」という感じがします。
何よりも、スタッフの笑顔が大切…という私が勤務する施設での教育の正しさを身にしみて感じました。
私も笑顔あふれる施設スタッフの一員として、いつも勤務できるように、そしてお客様とのふれあいを楽しめるスタッフになりたいと、強く感じるきっかけになりました。
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