makoto's daily handmades

横瀬・二子山へ行く

2週間くらい前だろうか、NHKニュースで「あしがくぼの氷柱」を紹介していた。
インタビューを受けていた女性が、リュックに2本組ポールを挿している姿が映る…。
ここ近くに山あるんじゃないのか?山歩きのついでに行ける!!

調べてみると二子山という山の登山道の入口で開催していて、手元にあるブルーガイド「クルマで行く日帰り山歩き 東京首都圏」に載っていた。
私にとって初めての埼玉県の山歩きとなる。

今回は、MIFさんとMACHIKOちゃんと私の3人。
8時25分に登山道近くの駐車場に駐車。
ガイドブックには駐車場代500円と書かれていたけれど、ここは道の駅の第二駐車場になっていて無料だ。

8時40分駐車場出発。
山歩きの最後に氷柱を見ようとと、早速西武秩父線の線路下のトンネルをくぐる。
トンネル内は暗い上に、足下には氷筍がある。大きいモノで30センチくらいあって通路真ん中辺りで、いきなり30センチの山脈を形成。

え~と、生まれて初めて氷筍を見たのですが、この地域がどれだけ寒いのか…と思い知らされることに。
ちなみに、氷柱観光だけしていたら見つけることはできません。これは登山者だけのお楽しみです。

さて、今回は二子山という名が示すとおり双耳の山。雌岳と雄岳の2つのピークがある。
比較的急な登り道が多く、最初の雌岳まではほぼ登り一本調子で展望はない。
最初は沢沿いを歩くが、「水場」と書かれた、まさに水場くらいまでは沢の流れを楽しむこともできる。
沢が近くにあるので、地面が水分を含んでいるかと思うかもしれないが、意外と乾いたサラサラな状態だ。
ザレも多いが、落ち葉も多い。霜柱もない。歩きやすいといえば歩きやすい。

しかし雌岳の山頂手前の急登ではロープ場がある。
ロープ場が初めての経験なのだけれど、ロープ場も大変ながら、この辺りから、地面が凍結しているのが何しろコワイ。
おそらく、以前の降雪が登山者によって踏み固められたらしいのだが、その凍結面が落ち葉によって隠れているのだ。
しかもその落ち葉は、乾いている(湿っていない)と来ているのでたちが悪い。

途中何度も滑ってしまったのだけれど、それでも下山はほかのルートだから…と思っていた。
雌岳山頂到着。
ここで、驚きの事実が…。
兵ノ沢方面への登山道が通行止めになっている。
私が持っているガイドブックには雌岳から兵ノ沢方面に下る登山道が書かれているのに。
ってことは、ここで今日はピストンが決定。ガクーン。
さっき登ってきたアイスバーンを下るのか…超コワイ。

ここから一旦下がって、雄岳へ。
ここでも凍結した登山道に苦しめられる。
しかし、すれ違った60代くらいの男性に声をかけられる。
「雄岳に着いたら、杉林を抜けて岩場に行くと温かいし、見晴らしが良いよ。伊豆ヶ岳も見えるよ。今、男性3人がいたけれどたぶんもうすぐ出発すると思うし」
おお、いい情報をいただいた。

10時30分雄岳山頂到着。
展望はそれほどよいとは言えないけれど…あ、あの山肌は武甲山。伊豆ヶ岳はその南側だから…。
おじさんに教えられた通りに歩いて行くと…いた、男性3人。
狭い岩場なので、男性達が去ってから3人で岩場へ。

まずは私が特攻して、崖下をのぞき込む。超コワイ。
MIFさんやMACHIKOちゃんが岩に登る。見ているだけでコワイ。
MACHIKOちゃんが「岩の上に登りませんか?」と誘ってくれたのだけれど、怖すぎて辞退申しあげる。
ドンだけヘタレなんだ、私。
でも、怖すぎてダメだ。

ここで小休憩。
今回はMACHIKOちゃんのキットカット、MIFさんの魚肉ソーセージとチョコ、私のジュースとチョコで山頂乾杯。
写真撮影などを経て10時50分下山。

凍結した急坂を下る。もうね、すってんころりんですよ。
今朝MACHIKOちゃんに軽アイゼンをプレゼントしていたのだけれど、MACHIKOちゃんたまらずアイゼン装着。
私ももう何度転んだことやら。
帰りは、雌岳の山頂を迂回する(それほどの迂回になっていないけれど)。
そしてロープ場。ここも下りではとてもコワイ。

ピストンになってしまったので、一応は一度通っている道だ。
頑張って、頑張って、コワイ場面も何とかやり過ごす。

12時40分駐車場到着。
今朝見かけた氷筍もまだ元気に凍っている。すごいな、この寒さ。

駐車場でいつもの更衣室テントを張って着替えて、隣接する道の駅で昼食。
ついうっかり、もりそば(550円)を注文してしまった。
体、冷えちゃう。
でも値段が安いのにそばが美味しい。うちの近所でこんな美味しいおそばを提供する店はないなぁ。
疲れた体が癒やされるぅ~。

【装備の初物】
なし。

【次は購入したい】
とくになし。

【良かったこと】
登山の途中に、すれ違った男性に山頂にある岩場を教えてもらったこと。教えてもらわなかったら、自分たちでビュースポットを探せたかどうか…。
私は飲まなかったけれど、水場の山の水が美味しいとのこと(私は子どもの頃から、親にわき水等を飲んではいけないと言われていたせいで、こういう水場で水を飲むことに抵抗がある)。

【次回からの改善点】
凍結情報を知らなかった。一応全員軽アイゼンorチェーンスパイクを持っていたのだけれど、さっさと装着すれば転ばずに済んだ。
また、ロープ場がこんなに長いと思わなかったので、もう少しチェックをしっかりしたい。

【失敗したこと】
最近愛用していた靴下(中厚、ノースフェース製)ではなく、これよりも少しだけ薄手のウールの登山用靴下を履いていたら、かかとが少し痛くなった。転んだ回数が多かったからだと思うけれど、足回りは注意したい。

【今回の装備】
服装…アンダーシャツ(ウール、長袖)、ベースレイヤー(紫・長袖)、ミドルレイヤー(フリース、長袖)、ハードシェル、長ズボン、機能性タイツ、靴下(中厚)、チューブラ
靴…トレッキングシューズ(ハイカット)
リュック…財布類、携帯電話、スポーツドリンク(500ml)2本、タオル2枚、救急セット、ゲイター(使用せず)、チェーンスパイク(使用せず)
行動食…チョコ、飴(飴は食せず)
アクセサリ…2本組ポール
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