この日は新梢切り落としと防鳥網に絡みついたツルを剥がす作業でした。
去年は父も一緒にやっていたンだよなぁ…とちょっとセンチメンタルな気持ちになりました。
実家に着いて早々、兄が「草刈り機がパンクしたんだ…」と落ち込んでいました。
この夏、18年使ってきたカート型の草刈り機が故障したことで買い替えたのですが、1か月半程でパンクとは…。
私が「ジャッキアップしてタイヤ交換?というか、草刈り機のスペアタイヤなんてあるの?」と伝えると兄は、そもそも構造が自動車とは違うのでどこにジャッキを当てればいいか分からないし、スペアタイヤはないとのこと。
それなら初期不良を疑うべきかと思えば、兄はもう1か月以上前に買ったから…とモゴモゴ。
もうッと思いながら、私が「休み明けだから今日は農協さんやってるでしょ?とりあえず9時過ぎたら農協さんに電話してみなよ、初期不良の対象になるかもしれないし、そもそも交換ならタイヤを注文しなきゃならんでしょう?」と兄に伝えました。
これまでは父がちょっとした相談やら話を聞いてくれていたンだろうな、と想像できてしまいます。
父が入院してちょっとした相談ができる相手が兄にはいないのか、と。
いや、農家仲間はいるのだけれど、こういう農機の故障とかの細々したことは相談できないのだろうな…。
その後は前回の続きの新梢切り落とし。
私が使った枝切りハサミは4キロくらいあるそうですが、軽々使えたのでもう慣れてきているのでしょうね。
その合間に防鳥網に絡みついたツル植物を引っ張って剥がしました。
防鳥網の収納は10月の作業なので、その前にやっておきます。
たいていはヤブカラシ、カラスウリなどであとは防鳥網の隙間に入り込んで繁茂したススキを切ったりもしました。
これは年1度はやっておかないとツルが木化して来年はもっと繁茂して、ツルが硬くなってしまいます。
今年6月に五十肩が悪化していましたが、徐々に良くなってきていたので、この作業では軽々と腕を上げ下げしていました。
この作業も2年目ですから、今のところ戸惑うことなくやり遂げることができました。
それよりも、ここ最近、急激に秋めいてきたので、季節の変わり目で体調管理が難しくなりそうです。大丈夫か?私。
↑今年は気候が合わなかったのか、まだまだヒガンバナが芽吹きをした状態です。
実家の敷地には所々にヒガンバナが咲くのですが、今年は芽吹きが非常に遅いです。
例年なら9月18日頃には咲いている姿を見かけますが、今年は9月24日でこの状態。
1週間どころか10日くらい遅れています。
メイン農産物もサブ農産物も10日くらい収穫が遅かったので予定調和といえばその通りです。
ガチ農家のオジサンである兄に言わせれば「年々暑くなっているから、植物も土も疲弊が蓄積していっているだけ」とのこと。
じつは私が実家で生活していた四半世紀以上前は、もっとセミがたくさんいたンですけれどねぇ。
いまはほぼ見かけないし、鳴き声もあまり耳にしません。
もうセミの幼虫が住むような環境じゃあないのかな?とも思ってみたり。
そうなると生態系が変わっているはずだものね。
生態系が変われば、栽培できる農産物も変わってくる、と思うのです。
さてさて、私の実家ではあと何年先まで果樹園を維持できるのか…相続的要因以外にも心配ごとは尽きませんねぇ。
次回も楽しくお手伝いしたいです。