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makoto's daily handmades

郷土史の本が読みたいのだけれども

ふと郷土史の本が読みたくなって、いつも通り川崎市立図書館のホームページから検索しようとしたら、全館休館の文字。
ううッ、今は予約すらできないんだよなぁ、と我に返りました。
仕方なくトップ写真の「川崎の民間信仰」を再読です。

妖怪アマビエちゃんは、最近では国の公認新コロナウイルス退散キャラになりましたね。
しかもアマビエちゃんは妖怪から、厄除け神へと神格化された瞬間を私たちは目の当たりにしている訳です。

そこで、わが郷土にもアマビエちゃんに負けないような予言妖怪や信仰がないものだろうか、と調べてみたかったのです。
結局自宅にある本を再読です。
「川崎市史 通史編 近世」には、川崎大師の厄除け信仰くらいしか見つからず、いつもの「川崎の民間信仰」を再読しました。
記事中では疫病に御利益があるのは、5つのみ。
アマビエちゃんのような妖怪の話はないし、もっと民話みたいのが読みたい…。
しかも郷土史や郷土の民話っぽい本は、なかなか本屋にも売っていないし、そもそもご近所の本屋さんは軒並み閉店中さ。
Amazon等の通販サイトでもあまり扱っていないか、古書店発送のものばかり。

学生時代、指導教官から「文化は山には強いけれど川には弱い。疫病流行は文化そのものを消すけれど、いずれ違う形で復活する」と聞きました。
当日の私は疫病流行なんて将来はそうそう起きないと思っていました。
だから山と川の関係ばかり気にしていたっけ。

文化は山脈を越えてまで広がるけれど、川を越えてまで広がらないという先生の言葉に、当日の私はいつも疑問に思っていました。
その謎が解けたのは、長野県松本市ではお正月にブリを食べる文化があると知った時でした。
京都市の祇園祭の頃は鯖寿司が有名とも。
ああ、山を越えているなと思ったのです。
逆に川を越えられない意味も。
それまでは同じ水系なら、文化は水運で同じかと思っていたのですが、下流域では水害で文化そのものが流されてしまうと知りました。

疫病流行で文化が廃れてそれまでの伝統を知る人々が亡くなっても、いずれ「昔、こんな文化があったらしい」とあやふやな記憶の中から復活させる人々が出てくるそうです。

COVID-19の流行で、いまや文化は風前の灯火。
でも今この時が歴史の1ページならば、いつかは復活するのだろう、と思っています。
私が読んだ「川崎の民間信仰」では、今は信仰している人は少ないという記述ばかりです。
廃れてしまっても、ここに本として記録があれば、いつか形を変えて信仰されるかもしれません。

ちなみに川崎市の海に近い場所では、塩をお供えしたり、お地蔵様に塩を擦り込んだりする信仰が多いです。
塩は世界中でお清めに使われるアイテムです。
塩でCOVID-19も退治できたらいいのに、と思っています。

さて、今日の川崎市のCOVID-19情報。


あと2日くらいで200人を超えそうです。
わが中原区は39人。
相変わらず市内トップを独走中。
退院者は1人増えましたが、まだまだ治療中の方が多いです。

今日、ちょっとだけ買い物に出掛けましたが温かい春の日に、町を歩いている人は思ったよりも多かったです。
私は駅前には6日ぶりに行きました。
多くの方はマスク着用で、1割くらいの方がマスク無しでした。
布マスクの方もだんだん増えて来ていました。
私は自分の生活状況から布マスクで十分だと思っています。
中国産の出所がよく分からない使い捨てマスクを使う気はありません。

いつかマスクの神様とか、マスクの妖怪が誕生する歴史的瞬間に立ち会うかもしれない、と呑気に想像してみることにします。



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