makoto's daily handmades

お手伝い 剪定2日目

この日は朝7時に自宅出発。7時35分に実家到着。

身支度して祖母がパッケージした品物を持って作業小屋に行こうとしたらいつもの場所に置いてありませんでした。

とりあえず作業小屋で両親と合流して作業準備をしていたら、祖母が品物を持って作業小屋へ。

それらを祖母から受け取って無人販売所にセッティングしてから作業開始。

 

今回も前回の作業の続きで予備剪定です。

両親や祖母からは、この作業をすると肩や背中の筋肉痛になるぞ、と言われていましたが肩周りは全然違和感なし。

それよりも剪定ばさみを使ったせいで、右手の手のひらの真ん中あたりから小指の下(知能線の辺り)までが少し筋肉痛に。

普段、握力を使う行動をしていないンだな、と実感しました。

作業が進むにつれて痛みは消えていきましたが。

作業自体は前回と同じなので、だいぶ慣れてきました。

たぶん身体の使い方が分かってきたのでしょう。

父の後ろについて作業するのですが、父は剪定した枝を棚から引き抜くことはしません。

私が他の作業をしていて剪定枝を引き抜くのが遅れると、父はイラつくのか枝をいじってガチャガチャと音を立てます。

私が「ハイハイ、すぐやります」と言いながら父のもとへ行って枝の引き抜き作業へ。

邪魔な枝が残っていると、次に剪定する枝を見極める時に都合が悪いから父にとっては早く処理してほしいのでしょう。

さて棚から長い枝を引き抜く作業は枝が棚から外れる瞬間はぴょんッと枝先が跳ね上がります。

そのすぐ近くで父が次に剪定する枝を見極めているので「お父さん、顔、気をつけて」といちいち声をかけないと、父は動きが緩慢です。

できれば父にフェースガードを身につけてほしいな、とは思うもののたぶん装着したがらないよなぁ、とも思うのです。

ここでイライラしたら負け、と自分に言い聞かせて何度も父に「気をつけて」と声がけをします。

たぶん父も「うるさいなぁ」とは思うだろうけれど、私の技術が向上すればもう少し枝先が跳ね上がらない方法が見つかるかもしれないし。

この日に作業した畑は、緩やかな傾斜地。

棚は番線や単管パイプなどで作ってありますが、補助支柱として所々に竹の棒で棚が下方向に下がり過ぎるのを押さえます。

剪定をすると、棚にかかる負荷が少なくなるので棚が上方向に引っ張られます。

すると「カポンッ」という音と共に補助支柱の竹の棒が倒れます。

剪定作業は殆ど上を向いて作業するので、この倒れた竹の棒に躓いてしまうので新たにどこかの太い枝の下につっかえ棒として差し込みます。

その設置場所も作業の邪魔にならない場所を探すのですが、私にはイマイチ分からず。

私が「お父さん、竹はどこにつっかえておくの?」と尋ねても、父は「その辺でいいよ」と言いますが、私には「その辺」が分からないンです。

慣れれば分かってくるのかなぁ…。そして「所詮サブ農産物だし、今は予備剪定の作業だし、まぁいいか」と気を取り直します。

そのうち母が畑の地面に生えている雑草を引き抜き始めました。

この畑の地面は牧草生(牧草を生やして管理する方法)だったのですが、この冬から雑草生(雑草を生やして管理する方法)に変わりました。

いずれも役割があるのですが、草刈り機で刈るからわざわざ手抜きはしません。

それなのに手抜きをする母に「腰痛めるからやらなくていいよ。あとで私が草刈り機で刈っておくよ」というも、母は「この雑草だけは根っこ抜きたい。あとで服にいっぱい種がつくから」と言います。

それならば、と思い私が雑草を次々に手抜きすると、思ったよりもスポッと抜けます。

あれ?母があんなにも抜きにくそうにしていたのに、私、意外と力があるのかな?

と言うよりは、私の両親が揃って年相応に筋力が衰えているだけなのだ、と気がついたのは帰宅してからです。

そりゃあ、日々両親と一緒に農作業をしていた兄から「俺が入院中にお父さんやお母さんの作業の手伝いをしてやってくれ、本人達が頼みづらいかもしれないから悪いけれどお前から声がけしてやってくれな」と頼まれるワケだわ…、と1人納得した次第です。

 

ところでこの日の午前中、兄が通院したところ病理検査の結果が思わしくなくて。

想定よりも悪い所見があったそうで、急激な進行になるかは分かりませんがとりあえず当初主治医からの説明とは違う結果になります。

私には兄本人が落ち込んでいるように見受けられましたし、その報告を受けた両親が絶賛絶句中…。

そうは言っても、農業は走り出したら止まらない職業というか、今期限りで畑じまい、山じまいをします、とならない限りは続いていくモノ。

私はただひたすらに兄の病状が良くなることを期待している、という私個人の力ではどうしようもない無力感とともに両親と兄をサポートする作業をしていくだけです。

兄の病状に本人と両親は打ちのめされていますが、それでも農作業は続いていく…という現実は変わりません。

この日の帰り際、祖母が「オニイチャンが随分痩せちゃたけど大丈夫なんだろうか?顔も白いし、もやしみたいだ」と私に尋ねてきました。

私が「病院食がいつもの量の半分で、随分お腹が空くような思いをしたらしいよ。退院しておいしいモノを食べればすぐ元に戻るだろうよ。それに3週間も日に当たらなかったのは初めてなんだから。元々ニイチャンは私よりずっと色白なんだよ」と伝えておきました。

すると祖母も「そうか、あの子はアンタよりも色白だったっけ?病院食はあまり美味しくないだろうからね、そうだね」とそれなりに納得したみたい。

兄の意向で祖母には病状を詳しく伝えていないのですが、いつまでごまかせるのかしらねぇ、と思わざるを得ない状況です(困)

 

今回の予備剪定の作業は次回までの予定です。でも冬の間に行う農作業をスポットで何度か頼みたいと両親から打診を受けました。

私ができることは限られていますが、できる範囲で両親の農作業を手伝おうと思っています。

次回も楽しくお手伝いしたいと思っています。

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