makoto's daily handmades

漫画「恋は雨上がりのように」10巻を読む

眉月じゅん著。

これが最終巻です。

以前にもこの漫画のレビューを書きましたが、納得の結末となりました。
この漫画を原作に、アニメにもなりましたから連載開始時よりは知名度も上がった作品でしょう。
来月には、大泉洋さんや小松菜奈さんを主人公にした映画も上映されるそうです。

あきらちゃんという女子高生とバイト先のファミレス店長(45歳バツイチ、小学生の息子あり)との恋の話です。
さてこの年齢差などで気がつくことがありませんか?

どこかのタレントの境遇とちょっと似ています。
バイトと店長では少し違いますが、仕事を通じて知り合った、男性には離婚した過去があって、別々に暮らす小学生の男の子(漫画は一人っ子)がいて40代半ば、将来もだいぶ見えてきて、オレの人生はこんなものか…と思っているフシもあります。

漫画ではさすがにお酒の勢いで…ということもないし、二人が結ばれることもないです。

ただ、女子高生と45歳のおじさんは、傍から見たらやはり釣り合わないわけです。
だから結末は、「うさぎドロップ」や「高杉さんちのおべんとう」にはならないのです。
(私は、「うさぎドロップ」や「高杉さんちのおべんとう」のアンチです。この2つはストーリー展開が面白かっただけに安直に、カップル成立させたエンディングに怒りを覚えました。)

この「恋は雨上がりのように」は、当初からカップル成立されたら許さない、と思っていたのでとても満足なエンディングになりました。
もしこれが、女子高生のあきらちゃんが成人し、社会人として再び店長と再会するストーリーがあったとしても、安心して読めます。

だってお互いに社会人になったら、安直にカップル成立にはなりませんもの。
青春時代の1ページになってしまった恋を再燃されるなるて、そんなバカなことはしない…私はそう感じるからです。

何よりも、この結末なら長きに渡って名作と言われる漫画になるはずです。

そしてこの漫画の舞台となった元住吉駅、ファミレスは私にとっては徒歩圏ですし、あきらちゃんの住まいは、私が去年勤務した文化施設の割と近くでしたから、とても楽しく読んだ漫画でした。
眉月先生の次回作もとても楽しみにしています。
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