昨年秋からEテレで放映開始した「ソーイング・ビー2」が昨夜終わりました。
「ソーイング・ビー」シリーズは、イギリスBBCで1時間番組がオリジナル版で、Eテレでは30分×2回に再編集して放送しています。
オリジナル版とはシリーズのナンバリングも違います。
Eテレ「ソーイング・ビー2」は、オリジナル版のシーズン3と4にあたります。
ここから先の感想は番組内容にも触れますので、ネタバレを好まない方は、この先をお読みになることをお勧めしません。
さて「ソーイング・ビー2」後半の感想です。
私はルマーナを応援し、トレイシーの人柄が好きでした。
ルマーナを応援したのは、彼女がバングラデシュにルーツを持つので、アジア人の体型に近く、欧州人体型の型紙と格闘するのかな?と思っていたからです。
トレイシーはとても明るい人柄なので、その場を明るくしてくれる感じと、大らかなリメイク作品が面白かったです。
番組も長く見ていると、なんとなくですがこの人は決勝に行くだろうな、と分かるようになってきました。
今回の型紙の作品では、日本で型紙が開発されたというフレアスカートがちょいと面白かったです。
リメイクでは初回の妊婦服の回が、これまでのソーイング・ビーっぽいと感じるのですが、80年代のスキーウェアのリメイクは、見ていてとても楽しかったです。
モデルに合わせた課題では、西アフリカ風ドレスが良かったです。
日本ではあまり見かけない幾何学模様の大胆な配色の布地がステキだな、と思ったからです。
どれをとっても楽しい放送でした。
今回から審査員がメイ・マーティンさんから、エズメ・ヤングさんに変わりました。
エズメさんはちょっと厳しい審査をしていましたが、厳しいながらもユーモアがあったり、芸術性が高い作品を誉めたり。
このシリーズを見ていると、私は何か作りたくなる衝動に駆られるので、とても刺激を受けているな、と感じてしまいます。
そしてエンディングがとても良かったです。
これまでも決勝戦の後に、参加者全員や決勝戦進出者の家族が集まるプチ同窓会がありました。
今回は、参加者全員のその後の様子も紹介されました。
決勝戦直後は6週間はソーイングをしないと言っていたジョイスが、2週間休んでまたソーイングを再開しただなんて、やはり裁縫好きは手を動かさないと落ち着かないのかな?と。
今、イギリスはCOVID-19の蔓延で、これまでの参加者の皆さんがお元気なのかも分からない状況です。
番組終了後数週間後の様子ですが、皆さんお元気ならいいな、と願わずにはいられません。
4月からは「ソーイング・ビー3」(オリジナル版のシーズン5~)が放映開始になります。
司会のクローディア・ウィンクルマンさんから、ジョー・ライセットさんに変わります。
クローディアさんの道化師のようなコメントやちょっかいは、このシリーズのアイコンになって好きだったけれど、ジョーさんはどう進行していくのかな?
とても楽しみです。