骨折したのは8月2日だったので、今年は完全に失念。
もはやブログを読み返さないと、8月のいつ骨折したのかも思い出せなくなりました。
8年の歳月とはそのようなものなのか、と来し方を振り返るくらいです。
さて、8年経っても、足の甲や骨折した場所辺りは痺れています。
これは手術後の神経障害性疼痛なので、リリカを飲まない限りはずーっと続きます。
当時の担当医の話では、痺れが無くなるのは5年、10年という単位でしか語れず、一生涯続く可能性もあるし、5年くらいで終わる人もいる、という説明でした。
8年経った今も続いていますが、当初よりは良くなっています。
でも昨年と比べて良くなったか?と問われるとほぼ変わりません。たしか、昨年も同じようなことを書いたので、2年前ともほぼ変わらないと思います。
一方で、いわゆる気象病に分類される「天気が悪い日は古傷が痛む」という現象は続いています。
その対象法として、耳たぶを手のひらで覆って温めると少し痺れが和らぐことも実感しています。
ただしこれは両手が空く状態で、両耳とも一遍にやらないと効果があまりないことと、頭痛や肩こりも少し緩和することは発見でした。
そして綿製品の靴下は皮膚表面を刺激してしまい履き続けられないことは、この1年間も変わりませんでした。
そのことで困る状況にはないので、生活で困ることはありません。
ただしいまだに年数回くらい、足の甲に鉛筆くらいの太さの棒が突き刺さる感覚(幻覚)がありまして、その時ばかりは違和感がいっぱいで困っています。
とくに就寝中に発生すると、夢の中で、足の甲に何本も鉛筆くらいの棒が何本も突き刺さっている映像を観てしまい、起床後にげんなりとした気分で落ち込んでしまいます。
夢だと分かっていても、幻覚だと承知していても心が疲弊する心理は、なかなか他人には分かってもらえないので、自分で心の整理をしなければなりません。
以上が私の負の心理です。
一方でプラスになっていることもあります。
ちょうど昨年8月から夏場は、実家の直売所の手伝いをするのに、バイクで通うようになりました。
バイク乗りの方なら分かると思いますが、バイクの運転では、たいてい左足を地面に着地します。
私は左足を骨折したので、この着地で左足を使うことに抵抗があって運転をためらっていました。
ところが夏場はそんなことも言っていられず、バイク運転で左足で着地してもあまり抵抗感が無くなりました。
もちろん心の奥底では、左足着地はイヤだな、とは思っていますが、20代のころにバイク乗りをしていた楽しさを思い出しています。
今乗っているバイクは、125ccなので高速道路は乗れませんが、もう若くもないので遠出もしないし、一般道を走るだけでも楽しいです。
しかも今年は雨の日、台風の日でもバイク運転もしました。
バイク運転中はヘルメットを被るので、必然的に耳は温められるから気象病による痺れは緩和されるのではないか、と推測しています。
私にとって骨折したことは、地に足を着けて普通に歩けることの喜びを感じさせる出来事でした。今は痺れがあっても、普通の暮らしをしているので満足です。