久しぶりの通院日。
仕事を再開してからは初めて。
今日はレントゲン撮影をしてから診察。これまでの血液検査は今回からなし。
診察では、写真のとおり傷口周辺に炎症が出ていることを伝えるとリンデロン軟膏が処方された。
リンデロン軟膏はアトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹が悪化したときにも処方されたことがある。
へー、こういう時にも使えるんだ。
ちなみに9月上旬に購入した傷パッドの残りの出番になった。
軟膏はべたつくから、塗ってから直接靴下を履くのではなく、傷パッドを貼っていいそうだ。
それと痺れが強くなったけど、リリカの処方量は変化なし。
これまで通りの朝25ミリ、夜75ミリのままだ。
そして今日のメインは、松葉杖の返却。
実際には、10月20日くらいから使用していなかったのだけど。
骨折から92日目にして、生活環境から松葉杖を見ない日々となる。
ちょっとだけ気持ちが軽くなると言うか、感慨深い。
まだ歩行補助で杖ありの時はあるのだけど、松葉杖は足骨折の象徴だからね。
あとレントゲン写真を見せてもらったら、骨折した部分の三分の一から半分くらいは骨がくっつき始めているらしい。
とりあえず、骨芽細胞が働いているっぽいとのこと。
前の主治医の初期の診断では手術から3ヶ月で骨がくっつくと言う話だったから、一部でもくっついてくれないとね…。
ちなみにレントゲン写真を見ても素人の私には違いがよくわからなかった。
だって、残りの半分くらいはくっついていないし、写真を見た限りではまだくっついていない方が目立つから。
それにしても2ヶ月も仕事休んで、まだ骨がくっつかないとか…くるぶしの骨折がこんなに大掛かりになるとは思いもしなかった。
手術してこんな調子なのだから、ギプスの場合はまだ松葉杖がとれなかったんだろう。
谷川岳で転倒した時は、ホントにこんなに酷いケガとは想像していなかった。
だってホントに、登山道に座って救助を待っているときはあまり痛く無かったんだもの。
あれからもう3ヶ月も経つんだよなぁ。
これからちゃんと考えなきゃならないのだけど、手術で入れた金属プレートをどうするか?という問題。
抜釘はしたいのだけど、またあの強烈な痺れが発生する可能性が高い。
治りが悪ければまた欠勤してまで手術を受けるべきか?と悩む。
今回だって仕事を辞めるつもりだったし、またそんな気持ちになるような手術を受けるべきか??
それに抜釘では手術痕が単純に今の倍の傷跡ができるということだ。
これもなぁ…。
私は若い訳でもないし、嫁に行っているし、スタイルを気にする訳でもないとは思うのだが、傷跡は私の気持ちをなえさせる。
要するに、たかが転倒しただけなのに、こんなにオオゴトになるだなんて納得できないから悩むのだ。
人生は不公平だとか、何故私が??という気持ちが収まらない。
本当はどこかで気持ちの折り合いをつけるべきなのだろうが、それができない。
多分この先もずっとそのことが心にひっかかったままで、左足首の傷跡を見るたびに残念な気持ちを持ったままなのだろう。
足の骨折で心も折れてしまった感覚は、忘れることができるだろうか?
会社を辞めなかったことに、この後も後悔しないだろうか?
過ぎ去ったことを悩んでも仕方がないのだが、目の前の傷跡はその記憶を否応なしに引きずり出す。
もしもこの傷跡や痺れがなければ、忘れることができそうなのに。