巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

ジョーダンのボディガードからNYのハート&ソウルへ(チャールズ・オークリー)

2014-10-25 19:06:26 | NBA
パワーフォワードというポジションは元来、目立つポジションではない。チームの汚れ役を一手に担う。90年代、そんな選手の代表格がチャールズ・オークリーだった。彼はニックスのイメージが強いがキャリアのスタートはブルズだった。当時はマイケル・ジョーダンがまだ若手で、しかも点を取りまくる故に、ラフプレーのターゲットになりやすかった。そんな時はオークリーの出番である。ラフプレーをした相手に強烈なスクリーンをかまし「マイケルに手を出すんじゃねえ」と言って凄んだという。

また同じく若手で精神的に脆かったスコッティ・ピッペンにもいろいろアドバイスを送るなど、後にNBA最高のコンビとなる2人の良き兄貴分だった。
だがホーレス・グラントを獲得し、純粋なセンターを欲したブルズのフロントはナント、ニックスのビル・カートライトとのトレードに踏み切る。この時、ジョーダンは「なぜオークを(トレードで出すんだ)…」と憤慨したという。

オークリーのそのハードワークはニューヨークのファンの心をつかみ「ニックスのハート&ソウル」とまで言われるようになった。チームのエースのユーイングからは「彼がチームを去るならオレも去る」と言わしめるほど、チームメイトの信頼は厚かった。

だが90年代はジョーダンの全盛期。優勝を果たすことはできず、98年にはチームの若返りの方針ともと、マーカス・キャンビーとのトレードでラプターズへ。今度はヴィンス・カーターの番人となった。その後、ブルズ、ウィザーズ、ロケッツとチームを転々とし2003-04シーズンを最後に引退。決して華やかなプロ生活ではなかったが、そのチームへの献身性は評価されて然るべきである。最近の若手プレイヤーは自身が目立つことばかり考えているように見えるのでオークリーの献身性を見習ってほしいものだ。






巨人ドラフト1位は智弁学園の岡本和真

2014-10-25 18:16:03 | 巨人
23日に行われたドラフト会議で巨人は高校通算73本塁打の智弁学園・岡本和真内野手の1本釣りに成功した。
今年の戦いを見ると投手力不足のように感じたが、チーム打率はリーグ5位。2軍もチーム打率はイースタンリーグ最下位と打線が低迷。阿部・村田にこれ以上の上積みが期待できないため、野手の指名に切り替えたと見える。

一時期、入札濃厚だった早稲田の有原の場合、競合(くじ引き)は間違えなかったし、右肘に不安を抱えている。同じく高校生ナンバー1右腕の済美高校の安楽智大も右肘に不安を抱えているので、高校ナンバー1スラッガーを1本釣りできたのは大きな成果だったのではないだろうか。

甲子園ではファーストを守っていたが、サードも経験済み。ファーストは今後、慎之助が守るケースが増えそうなのでポジションはサードとなりそうだ。巨人が高校生内野手を指名したのは意外と少なく08年の大田泰士以来8人しかいない。大田の場合は今年、プチブレイクしたにすぎないが、岡本にはそんな時間の猶予はない。遅くてもプロ3年目には出てきてほしい。

2位以降は2位で戸根千明(日大)、3位で高木勇人(三菱重工名古屋)、4位で田中大輝(国学院大)といずれも投手を指名した。彼ら3人、特に3位の高木は25歳であるため即戦力として期待がかかる。FAとなったオリックスの金子はどうやらメジャーに行きそうなので、投手はドラフト組に加え現有戦力の宮國、今村、小山、平良、松本竜也の底上げが急務となりそうだ。

さて、巨人は2位を指名する時点で外れ1位の評価を受けていた浅間大基(横浜高校)が残っていた。指名は可能だったが、2位以降は投手と決めていたのだろう。浅間を指名しなかった。これが吉と出るか凶と出るか?走・攻・守の三拍子が揃った浅間は大袈裟に言えばイチロークラスに成り得る存在である。逃した魚はでかいか、それとも?私の憂いが杞憂にの終わればいいが…。そのためにも戸根、高木勇人には活躍してほしいものだ。

また育成では4選手指名したが育成2位では川相ヘッドの次男の拓也内野手が指名された。ポジションは父親と同じショート。
また4位では高橋慎之介(木更津総合)が指名された。名前だけなら最強である。