雑記帳

日々の雑記帳です。

葦毛(いもう)湿原

2011年08月08日 | 日記

 

毎年9月の声が聞こえる頃、新聞には「葦毛湿原のシラタマホシグサ」の写真が掲載されます。

豊川稲荷から葦毛湿原へと向かいました。

 

駐車場に車を止め、そばの小さな池を進むと湿原です。
池から吹く風が、何と爽やかなことか!!

さすが、湿原の事はある~。

 

とはいうものの、池から離れるとやはり暑いです。

木がないところでは、太陽が容赦なく照りつけ、とっても蒸し暑~い。

車のエアコンに慣れた体は、ついつい木陰を求めてしまいます。

 

湿原は板橋が敷かれ、貴重な動植物を守っています。

 




流れている水は透き通っていて、思わず乾くのどを潤したくなるくらいです。吹き抜ける風は涼しく、粘つく体を癒してくれます。

 

流れに足を浸して涼をとっている男性、丸太の長椅子に横になっている男性。それぞれが自分流の涼の取り方で、暑さをしのいでいます。この方たちは、ここの常連さんのように見受けられました。

 

近所に住む幼稚園児と小学低学年の子供たちが、先生に連れられて野外観察に来ていました。

 

先生も子どもたちも皆、プラスチックケースを持っています。

2本のビニールのストローみたいなものが、ケースの中心からでているんです。

 

そのケースがとっても興味津々な私。「水の中にストローを差して吸ったら、口に水が入ってくるんじゃないの」
(ストロー=水分を吸う)の図式しか頭に無いので…。

 

「どのように使うの?」と尋ねると、

「片一方のストローを虫にくっつけ、もう一方のストローで吸うんだよ」
「口で吸う方のストローの先にはガーゼが貼ってあるから、虫を吸っても口には入ってこないの」


なるほど!

良く見ると、ケースの中には、数匹のアリや昆虫がいました。

 

まあ、聞いてよかった!納得納得。

 

今の時期は端境期なのでしょう。これといった花も咲いていませんでした。

でも、あとひと月もしないうちに、シラタマホシグサを愛でる人たちで賑わいをみせることでしょう。

それを待つかのように、今、ここは静寂の時間が流れています。