2017年度最終感想だよ



若きウェルテルの悩み/ゲーテ
ドイツの文豪、ゲーテの小説です。
主人公ウェルテルと友人との手紙のやりとりの、書簡体で展開していきます

ウェルテルが新天地で一目惚れした女性には婚約者がいて、
叶わぬ恋に悶々としやがてはピストル自殺をしてしまう…
といった内容

ウェルテルはとにかく素直で天真爛漫?
こう!と思ったことは実行に移すのか
好きになった女性、ロッテの元へ毎日遊びに行くんですね~

そんなことしたら婚約者の男性が嫌でしょ??
と思ったらこれがまたこの男性、アルベルトがとってもできた人間で
彼も嫌な顔ひとつせずウェルテルを友人として迎え入れているんですね~( ̄▽ ̄;)
結局ロッテへの想いが強くなりすぎて一時は自らその地を去るんですけど、
同じような状況の知人男性が殺人を犯した事件が引き金となって
自分はピストル自殺をしてしまうという…
当時ヨーロッパ中で大ベストセラー

ウェルテルのファッションを真似る男性が続出した上に、
ピストル自殺も流行ったらしい( ̄▽ ̄;)
ゲーテは幼少期から父親のスパルタ教育をスイスイこなし、
教養をたっぷりつけ、
80歳頃まで恋愛に熱い男性だったとか~

勉学、ときめきが健康に長生きするコツなのかもしれない。

未成年 上巻/ドストエフスキー
2回目の未成年

個人的にドスト長編小説の中で一番分かりづらかった記憶
読んでみると案の定内容ほとんど忘れていた

主人公アルカージィが手に入れた貴族社会を騒がせるであろう
スキャンダラスな内容の手紙を軸に、周囲の人々との関わりが描かれています。
主人公アルカージィは貴族と農奴の私生児。
そのことに強くコンプレックスを感じ、将来はロスチャイルドの様な大金持ちになり、
一人で気ままに暮らしていくことが夢。
それでとにかく、着るものも食べるものもケチケチ節約して小銭を貯める日々。
でも賭博にもはまっちゃう、他人との摩擦も多い、
成長途中の危うい未成年です

ドスト自信もかなーり賭博にハマっているし、
「賭博者」という中編?小説にも描かれているし
ドスト自信を主人公に反映させているみたいですねー

教養小説の部分が強いみたいですが、
上巻は普通に物語として楽しく読みました

この主人公、周りから結構蔑ろにされがちで読んでいてハラハラ

でも雑草魂(といったら失礼だけど)負けん気も備わっていて強いんですよね。
自然と応援しちゃっています

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