リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

巣離れの鯉

2011年03月08日 | 雲出川
3月に入り、三寒四温の天候の中で、サンデーアングラーとしては、良い天候に恵まれることで期待もできるのがこの時期の鯉釣りでしょうか。2月の最終土日は温かい天候で各地でも鯉の釣果が聞こえてきておりましたが、3月に入ってまた冷え込みがあり、この3月5、6日の土日は朝は冷え込んで午後から気温も上がることになりました。
今回は久しぶりに土日が休めましたので、丁度、大阪、滋賀からアングラーのM君やN君が遠征されて三重に来られましたので、久しぶりに単独ではない釣行になりました。この冬のポイントのK川に入りました。
私は、金曜の夕方から、M君は金曜の深夜に到着され、土曜の朝に、N君は土曜の早朝に到着して竿を出しました。ポイントは私は水深3mラインに2本、N君は水深3m、2.5m、2mラインに各一本。M君は2mラインの足元と1.5mラインの岸から20mから30mラインを狙いました。
5日の土曜日の朝7時の水温が6.7℃で最低水温でしたが、そこから天候にも恵まれ水温は午後4時で12℃近くまで上昇。丁度このポイントは国土交通省の河川管理の水質調査で1時間ごとに水温がネットで観測でき、これまでと違い正確な水温の把握ができます。
堤防道路に車を止めておいたのを河川敷の中に入って静かな自然の中に鶯の鳴き声も聞こえてくるという、まさに春の鯉釣りに気持ちも膨らんできます。
午後に期待をしながら、最近発刊された「大鯉クラブ」の記事の内容やお互いの情報交換で有意義な時間が流れていきます。丁度午後3時過ぎにMKさんの竿の当り!。4人が足早に竿のところに走っていきます。ラインは勢いよく川下に出て行きます。リールのスプールは一定のスピードで回転しています。優しい手つきでMKさんが、竿を持ち、「私は、優しく上げますので」という言葉通り、ゆっくり竿をタメながら鯉の動きを見る。すぐに鯉は走る方向を変え川上に向かって走り出す。底を這うような走り方である。水深は2mを切るところか、そのとき、「ポン」と竿が跳ねる。残念、バラシです。一瞬4人の表情がフリーズ。
90cmはあったのではないかと話しながら、それでも、1投目に喰ってきたので期待に胸が膨らみます。しかし、バラシた後はどうかなという不安も経験上から脳裏を掠めます。
しかし、不安も吹っ飛ぶ当たりが午後5時過ぎにまたもやMKさんの竿に。先ほどの当たりよりは、強い引きにも落ち着いた竿さばきの結果、アシストすばらしくネットに収まった鯉は91cmの黒い黄金色の鱗を纏った厳つい顔が印象的でした。


バラシタ後にもまた当りをとるところは流石はMKさん。初めてのポイントで初物が90オーバーと勝負強さを遺憾なく発揮した瞬間でした。
水温も昨日とは違い夜の冷え込みも少なく、夜に期待をしながら4人で明かりを囲んでの鯉釣り談義を堪能して、それぞれの車で眠りにつきました。
夜の11時過ぎに私の竿からのバイトアラームの音。期待はしていたものの、夜の11時にまだ3月の寒さに身震いしながら、竿を持つと、一気に走ったからか、すでにラインは100m近く出されています。ゆっくり寄せにかかると、重さは感じられないので型は大きくないと感じるが、今年に入ってこのポイントで釣れた鯉はすべて80cmオーバーなので、平均サイズかな。
足元まで寄せてその大きさを確認して、ゆっくりおとなしくランディングネットへ。翌日に撮影したのが下の写真。81cm。


同時刻に隣で竿を出していた上手に50mはなれて入っていたN君の竿にも当たりがあったが、バイトアラームの不調か、N君は気がつかなく、朝起きたときにはラインを出されていて、鯉はばれていたのは残念。
水温は2日間とも朝の7時頃が最低を記録しており、夜の11時の水温は昼の11時頃と同じくらいであった。
翌朝の朝は静かな水面に鯉のもじりが多く見られ、その見られるポイントも深場から浅場にかけてのラインで巣離れの動きかと思われるものであった。それを見ながら私もM、N両君も期待をしながら待つ。
12時頃になり、写真撮影をしようかと、私の鯉を上手のM君のポイントへ移動してMKさんの鯉と一緒に撮ろうと、鯉も持ちにいって帰ってくるとそのときに、MKさんは涼しい顔で2匹目の鯉を上げていた。94cm。参りました。今度の鯉は色白で尾っぽの大きな鯉でした。



2匹を並べて撮影。


初めてのポイントで90cmオーバーを2匹とは参りました。
これから巣離れがはじまり、大型も期待できます。メーターオーバーは誰の手に。時間の問題と感じられるほど期待できます。
リベンジを誓ったM君やN君の熱意に次回は更なる大型と数が期待できます。

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