リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

水月湖1

2022年04月10日 | 水月湖
先週は、Tさんと久しぶりに遠征で、木曽三川公園近くの揖斐川で花見を兼ねて一緒に竿を出しました。朝の寒さは冬を思わせるもので、結局あたりは貰えず、1投しただけで、午後3時には納竿となりました。

今週は満を持して、水月湖に遠征をしました。昨年は4月の下旬に遠征したものの、時期がピークから後退期にかけての時期でもあったことを反省に、今年はシーズン前半からの釣行を計画しました。

自宅から200kmの道のりも、期待が後押ししてくれて疲れも感じません。昼過ぎに湖畔に到着して、まず目に入ったのは、満開の桜です。


私の地元の三重の松阪では散り始めていますが、ここはまだ満開で青空に映えるこの景色は心を和ませてくれます。人もいなく、ゆっくり準備をはじめます。まずは、ポイントはすでに決めていたので、持参した、フィディーング用のコマセを撒きます。糠500gにパン粉少々、それにスイートコーン1kgをかき混ぜ、団子にして20発ほどポイントに。昨年からこの配合で効果を確認してあり、粒の大きさや、比重なども考慮してこの配合に行き着きました。その後に、ボイリーを1kgほど撒きます。粉餌の団子で即効性を期待し、ボイリーでじっくり待つことを念頭にしてのフィーディングです。今回のフィーディングのボイリーはナッツエナジーの16mm です。食わせは、ソースの15mm+18mmのスノーマンで、大胆な構成になっています。また、PVAには、クリルのペレットを中心に即効性を意識したものです。この場合のスノーマンにはいつも針はロングシャンクの2号を使っています。

フィーディングの終わった頃に、地元の梅林の消毒が始まり、2時間ほど時間がかかるらしく、その間を利用して、湖の周りを探索しながら、ポイントを探すなどして、時間を潰します。自分の目と足でポイントを見極めようという気持ちですね。

いくつか今後狙いたいポイントを探しつつ、2時間ほど経って、先ほどのポイン地に戻り、竿を2本セットします。今回のタックルは、
竿:UKDaiwa Basia AGS 12ft 3.00lb
リール:UKDaiwa トーナメントISO 5000QD
道糸:4号フロロカーボン+先糸フロロカーボン8号
オモリ:3oz
ハリ:ロングシャンク2号
ハリス:25ポンド
バンクスティック:ガードナー
バイトアラーム:デルキム
このポイントの食ってくる時間帯は、早朝と夕方なので、まずは、最初の夕方を意識していると、1投目を投げてから30分で最初のあたりです。バイトアラームの連続音が途中で途切れてしまったので、掛かりに入られてしまったかと思いながら、釣り座に着くと、糸は出ていなく、穂先きも曲がってはいないので、バレたのかと思いながら、竿をあげると、40cmオーバーの鮒がハリがかりしていました。鮒が喰ってくるとは、予想外でしたが、この時期で鮒が喰ってくることは鯉も期待できると確信でき、期待を込めてそも竿を打ち返します。

車の戻って、1時間くらいして、またデルキムの連打に今度こそはと期待がふくらみます。昨年はあたりはもらっても取り込みで、なんども苦杯を舐めているので、今年はそれも予想しての対応になりますが、以外にも何もなく、83cmの鯉をネットイン。


取り敢えず、検量はせずに、翌朝にTさんとMさんが来られるので、その時まで、キープしておこうとライフバッグに入れておいたところ、波で、岸近くに打ち上げれる状況で、写真のように鱗の滑りも少し剥がれて元気が無くなってきたので、その後すぐに検量してリリースして何とか、生かして返すことができました。

一方、当たりがすぐに出たものの、その後は、全くあたりがなくなり、翌日の早朝も静かに時間だけが過ぎていくのでした。明るくなって、しばらくして、遠来のTさんと引き続いてMさんも到着され、いよいろトリオでアタック開始になります。Tさんは昨年も何回も一緒にこの水月湖をアタックしたので、満を持しての今回の遠征です。一方、Mさんは今回が初めての水月湖遠征ですが、下調べは入念に行い、準備も万端です。とはいえ、初めての場所なので、色々探りながらのポイント選定で、まずはしばし様子を見ようというスタンスです。

前日に比べ、気温は下がり、北西風も吹く中で、あたりの気配はなく、昼休憩になり、一旦竿をあげて、近くの名物のイカ丼を食べようと3人で歩きながら湖畔の道を向かうと、なんと予想外に本日休業の看板。鯉だけでなく、イカにも見放された感じです。

翌朝、朝6時の時報とともに最後の餌を期待を込めて打ちます。朝が一番期待できる時間帯でもあるこのポイントなので、釣り座に張り付いているのも一つの方法で、それを実行すべく、じっと穂先を眺めながら待つこと1時間、目の前で、穂先が曲がるとともに、リールから音が出て行き、同時にバイトアラームの連続音。車から走る時間のロスもなく、その場での対応ができ、カカリに入られることなく、と言いたいのですが、すぐに近く沈んでいる杉の木の枝に絡まれてしまい、枝にラインを擦りながらのやりとりになります。この湖は汽水なので、沈んでいる石や木の枝には必ずフジツボが付いていて、それにラインが擦れるとプツンと切れてしまいます。8号の道糸でもひとたまりもありません。この枝には、昨年も何回は絡まれ、道糸もブレイクした経験もあり、ゆっくり道糸を傷めないようにやり取りします。しばらくして、その木の枝が浮き上がって来て、それと同じくして、道糸が外れて、直接魚とのやりとり開始です。

とにかくこの湖は、あたりを取るまでが一仕事はいうまでもなく、あたりがあってからのやりとりが重要になります。このポイントは特にそれが特徴です。あたりがあっても取り込める確率は、3割から4割という厳しいところです。これは昨年の私とTさんの場合の確率ですが、今年は昨年の経験も糧になんとかその取り込める確率を上げたいと思っています。

幸い今回の当たりでは、道糸も傷んでおらず、おとなしくネットインと行きたかったのですが、ネットを置いていたのが、伐採された杉の木の枝の上だった関係で、いざネットをと思った瞬間、ネットが杉の切り枝に絡まって、なかなか外れません、その時、近くまで寄ってきていた鯉がその瞬間、沖に向って爆走!ネットを持つ手を離し、即座にクイックドラッグでの対応で何とか、ラインブレイクを逃れ、また沖に走った鯉とのやりとり開始です。沖で少し泳がせ、その間にネットを木の枝から網目を一つづつ離して、足元にネットを準備します。ウエーダーを履いていたので、膝下まで水に入り、ゆっくり寄せに入ります。しかし、まだ水に沈んだ杉の木があるので、それを避けるために、5mほど移動しながら、少しずつ寄せます。しかし、擦れた道糸がどれくらい耐久性があるかわからない状況なので、慎重にゆっくりと、暴れさせないように寄せます。その後、静かにネットインです。

5m先の湖面から杉の木の枝が顔を覗かせています。手が届きそうな位置になるので、魚をネットインさせてから、少し水の中を進んで手を伸ばしてその杉の枝を引っ張ると足首ほどの杉の木が張り出した枝とともに姿をあわらします。それを見た瞬間、とても糸で引っ張り上げられる重さではなく、たまたま転がった瞬間に枝が水面から顔を出した状態でした。両手で、力を込めて引き上げ、湖岸に引き上げておきました。見るとやはり、木の幹や枝にはところどころフジツボが付着しています。沈んだ木とその枝、石や岩、そして張り巡らされた仕掛けを吊るしたロープなど、当たりをもらってからのネットインまでの中で様々な状況に対応する必要があり、そこにこのポイントの難しさがあります。

何とかネットインした今回の鯉は85cmの綺麗な鯉で私には満足しないといけないものでした。




この後、納竿して、TさんとMさんに後は任せて、家路につきます。次回はサイズアップと言うよりも、もともと大型狙いの今年の水月湖なので、目指すビッグワンを虎視眈々と狙い続けて行きます。



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