ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

Ortofon MC-1 TURBO 衝動買い

2007-12-25 | オーディオルーム
Ortofon MC-1 Turboを衝動買いしてしまいました。
たまたま、行きつけのオーディオショップを覗いてしまったのが
運のつきでした。そこに有ったのが、このカートリッジです。
(定価18,900円)



Ortofonが新製品入れ替えの為、現品処分というこでそこそこ安く
買えました。(ネットで見るともう少し安く出てましたが、そこは
馴染みの店だけあって、中古ですがシェルとリードワイヤをおまけ
に付けてくれました)

お店にはOrtofonのMM型の502Ⅱも有って、どちらにしようか迷った
のですが、このMC-1 TURBOはMC型でありながら出力が3.3mVと驚異的な
高出力なので、そのままMMフォノ入力に接続して使えるという事で
こちらを購入しました。

Ortofonと言えば、あのシェル一体型のSPUシリーズが有名ですが
とても高価で手が出ません。この安価なカートリッジはどんな音
を聞かせてくれるのでしょう。レコードはいつものサラヴォーン
です。

まずピアノの音がとても自然な感じです。このレコードの中に
一箇所ピアノのアタックが耳につく所があるのですが、その部分
も自然な感じで再生されます。ウッドベースは力強く腰があります、
それでいてブーミーな感じはありません。
ヴォーカルは豊かに力強さを感じられます。ドラムのシンバルの
一つ一つの音がとても繊細です。ハイハットのOpen/Close時の微妙
余韻が聞き取れます。MC独特のキレの良さがここに出てるのかも
知れません。今までジャズにはSHURE、しかもMM型と決め付けて
おりましたが、その固定概念はすっかり吹き飛んでしまいました。

クラシックも聞いてみましたが、ストリングスの綺麗な事。それに
各楽器の音がとても自然な感じです。音も聞けてかつ音楽も聴ける。
そんな感じです。この安価なカートリッジでこれだけの音が聞ける
という事は、SPUシリーズなどはどんな音が出るのか、全く想像でき
ません。どこかで聴いてみたいものですが、私の周りにはそのような
高級カートリッジを使用している方は誰も居ないので聞くことは
できません。聴かない方がいいのかも知れません(笑)

最後にMMモードで聞くと、MCアンプを通過しないので、さらに
自然な感じが出ます。またMCらしいキレの良さもしっかり感じ
られます。MM/MCどちらで聞いても良いです。

SHURE M97xEは落ち着いて優雅な気分で、Ortofon MC-1 TURBOは
明るく元気なサウンドを聞きたい時など、その日の気分で使い分け
ようと思います。

※ここに書いております内容はあくまで私個人の感想です。感じ方は
 人によって様々ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。

■仕様
形式 MC型ステレオカートリッジ
周波数特性 20Hz~25,000Hz
適正針圧 1.8~2.2g 推奨値2.0g
出力電圧 3.3mV
針先 楕円
自重 4.1g

ようやく光が・・・

2007-12-20 | ひとり言
我が家にもようやく光がやってきました。
私の住んでいる地区が今月17日からようやく、提供開始
となり、運良く提供開始日に工事してもらうことが
できました。
今までADSLで2M程のスピードでしたが、現在は65M程
出ています。
光になって生活が何か変わったかといいますと、
今のところ何も変わってはおりません。
ただ、映画などの動画配信が高画質で見られるように
なって少し嬉しい気分です。
また、ネットラジオなども、高音質で聞けるので
パソコンを真空管アンプに接続して、好きなJazzを
聞いてみたりしています。
これから、光をどう活用しようか、思案中です。

新しいカートリッジ・・・

2007-12-13 | オーディオルーム
SHURE M97xEを購入しました。
13,800円(定価27,090円)でした。ほぼ半額といったところです。



何故カートリッジを買ったかと言いますと、私の持っているカートリッジは
古いものばかりで、どれも10年以上は経っているものばかりです。中には
20年以上になる物もあります。モノラルカートリッジは今夏買いましたが
通常のカートリッジで最後に買ったのが、SHURE Me75ED T2 (ENCORE)です。
(Stanton 681EEE TypeⅢを持っておりますが、これは昨年暮れに購入した
プレーヤー(DP-80)に付属していたものです)
しかし、保管状態が良かったのか、どれも皆、ちゃんと音は出ますし、
ビビリや歪なども感じられません。針先も結構綺麗です。
ただ、本来の性能が出てるか?というとカンチレバーやゴムの劣化などが
当然有ると思うので、怪しくなってきます。そう言う理由などから、新しい
カートリッジが欲しくなった訳です。

さて、何を買おうか。。。そこから始まりました。
また、予算も最大で15,000円と決めました。
SHUREの音が好きなので、最初からSHUREと決めておりましたが、先ずは
他のメーカーの物から探してみました。最近はDJ用が殆どで、オーディオ用
の少ない事。さて、SHUREを見てみると、オーディオ用とうたっているのは
やはりこのM97xEとあと1本位(78回転用を入れれば2本)しか無かったように
思えます。

性能や評価を見ると、メーカーや販売店などの謳い文句は、「最高峰モデルで
あったV15VxMRに匹敵するクォリティーで価格を抑えたコストパフォマンスモデル」
との事でした。次に、インターネットでの評価では平凡な音と言う表現が
多かったです。ただ私自身、SHUREが好きなのと、オーディオ用ではこれしか
無かったので、このM97xEを買うことにしました。

さて、値段です。定価27,090円なので、2万円を切ればいい所かなと。
それだと予算オーバーとなってしまい、諦める覚悟もしておりました。
でも一応、オークションサイトやオンラインショップを覗いてみると
17,000円前後で売られてました。ならば、もっと安いところをと探して
みたら有りました!一番安い所でオークション新品即決13,800円という
値段でした。出品者の評価などを見て、大丈夫そうなので早速落札。
そのお店の対応の早い事、落札から発送準備完了メールのやりとり
まで、なんとたったの20分。支払いは振込みです。代引きなら考えられますが
振込みでこの速さは初めてです。翌日商品が届きました。

さて、肝心な音は?というと
低域から高域までしっかりと出ております。先日友人宅で聞いたM95HEと
比較すると、パワフルな感じはしませんが、かと言って、非力で薄っぺらい
感じもありません。自然な感じです。ウッドベースの弦の振動する感じも
しっかり出ますし、バスドラも床に響きます。ヴォーカルにも厚みが有り
躍動感が感じられます。高域は少し明るめで繊細な感じがします。
なのでジャズだけに限らずクラシックやポップスなども十分聞けます。
ただこれと言って、主張するような音ではないので、この辺りから
平凡な音と言う表現がされたのかも知れません。

やはりSHUREならV15なのでしょうか。V15シリーズは未だに人気が有り、
オークションでも中古品でありながら結構な価格で取引されております。
稀に未開封品も出てますが、5万円以上の値が付いております。
私も、一度V15Type3あたりを持ってみたいと思っています。
今は製造されて居ませんが、交換針は互換針が作られているみたいです。

■M97xEの仕様
・型式:MM型ステレオカートリッジ
・周波数特性:20Hz~22,000Hz
・適正針圧:0.75g~1.5g
・出力:4.0mV
・自重:6.6g


■現在所有するカートリッジ
○MC型
 1.DENON DL-103
 2.DENON DL-102 (2007.8月購入)
 3.CORAL MC-8
 4.AudioTechnica AT-F3

○MM型
 1.SHURE M97xE (2007.12月購入)
 2.SHURE Me75ED T2 (ENCORE)
 3.Stanton 681EEE TypeⅢ
 4.B&O MMC20E

今まで、じっくりカートリッジの聞き比べした事がないので、
一度やってみようかなと思います。

結局 DP-3000に・・・

2007-12-10 | オーディオルーム
昨日友人からDP-3000が届いたんだけど、FR54の調整方法等を教えて
欲しいとの事で、行って来ました。
オークションの写真と、送られて来た現物にかなりギャップがあって
到着時は汚れも酷く、唖然としたみたいです。
まぁ、オークションではよく有る事ですが。。。
行って見たら、DP-3000とキャビネットは、かなり綺麗に磨かれて
おりました。傷も有りますが、問題ないでしょう。FR54はウェイトの
調整メモリに酷い傷が何本も入っていて、気の毒でしたが、音には
影響ないからwと慰めてきました。

FR54は私が一旦取り外して、錘の糸とそれをかけてある部分がスムーズ
に摺動するように、また他の部分の清掃、アームリフターの高さ調整
等を行い、実際にカートリッジをつけて、高さ調整、針圧調整等の
仕方、カートリッジの取り付け位置などについて説明しました。

さて、いよいよ試聴です。
おまけでSHUREのM95HEが付いてきており、見ると周りは汚いけで
針先はまだそれほど使ってないみたいだったので、その針で聞いて
みました。
友人が一番心配していた、プチプチ、バチバチノイズは殆ど出なく
なり大変満足してました。
さて、肝心な音ですが、M95HEはV15の機構を継承していると言われて
おり、大変力強いパワフルな音でした。低域が少し出すぎかなと
思いましたが、これはDP-3000の特徴かも知れません。私もDP-3000
とDP-80と比べるとDP-3000の方が低域がしっかり出ております。
またDP-3000は伸び伸びとした音で、友人は大満足でした。

さて、先日私もDP-80を使い始めましたが、その友人の音を聞いて
から帰ってきて、どうもあの豊かで伸び伸びした音が耳について
しまって、またまたDP-3000に乗せ換えました。
やはり、DP-3000は安心して聞けるプレーヤーです。
回路もそんなに複雑ではないので、メカ的な故障以外なら、
自分でそこそこ修理も出来そうですし、DENONでもDP-3000、DP-1000
DP-790については、電気回路に起因する故障については、修理を
受け付けております。

詳しくは http://denon.jp/ctn/service.html

久しぶりに DENON DP-80

2007-12-06 | オーディオルーム
丁度一年前に購入したDP-80です。購入後しばらくしてから瞬間的に
不定期でロックが外れ回転異状が発生し、何度か修理に挑戦してみま
したが、その時点では原因が掴めず、あきらめて今年の8月にDP-3000
をオークションで購入しました。このDP-3000もすぐに故障しましたが、
幸い自分で修理する事ができました。

※この修理に関する記事は、2007年8月31日の日記に書いてあります。



その際、DP-80の故障原因もその部品に起因していた為、修理が出来
ました。しかし、キャビネットが1つしか無いのと、折角買ったばかり
なので、DP-3000を最近まで取り付けて使用しておりました。

先月、春と秋の年2回、中古レコードの販売会が有って、友人と二人で
出かけて来ました。私はお目当てのレコードを何枚か入手する事ができ
ましたが、友人はお目当ての物が買えずがっかりして帰ってきました。
それもそのはず、二人とも同じ物が欲しかったのですが、私がたまたま
立ち止まったコーナーにまとめて有ったのでした。前回の開催時は友人
がみんな持ってったから、今回は勘弁してもうとしました。

その帰りに、私のシステムの音を聞きたいと言うので、寄って貰う事に
しました。丁度前日にFullMusic 300B/nが届いた事も有り、そのアンプ
で聞いてもらいました。ソースはもちろん、アナログレコードです。
所が、レコードをかけると出るあの独特のプチプチノイズが出ないので、
友人はびっくりしておりました。このプレーヤーを購入したときに友人に
このプレーヤーはプチプチ、バチバチっていう音が出なくてレコードって
こんなに音が良い物だと初めて知ったという話しをしたのですが、そんな
はずは無いと思っていたそうです。所が、実際聞いてみて実感したそうで
自分のプレーヤーとの差にショックを受けたみたいです。
友人はマイクロ精機のプレーヤーを使っております。

それからしばらくして、電話がありました。どうやらDP-3000を購入し
ようと思ってるとの事、それでオークションなどで探して、キャビネット
は違うけど、アームもFR54で全く同じプレーヤーが有ったので、友人は
それを落札しました。しかも開始値で。。。今週末くらいには着くのでは
ないでしょうか。一度遊びに行って来ようと思っています。

私も友人がDP-3000にしたなら同じ物でもなぁと思い、仕舞っておいた
DP-80を引っ張り出して乗せ換えました。
久しぶりに聞いたDP-80ですが、解像度の違いに自分自身唖然としました。
今まで不調の時のイメージしかないので、余り期待はしてなかったのですが
砲金製重量ターンテーブルシートの効果か、音の立ち上がりがとても
シャープで、解像度が高く、低域から高域までしっかり出ていつも聞いて
居たソースが全く違う物に感じられました。
こうなると、DP-80ばかり使うようになるのかな。でもDP-3000も暖かい
感じの音で好きですので、たまには乗せ換えて使います。

FullMusic 300B/n ナス管

2007-12-05 | オーディオルーム
Model1-300Bも復活し、毎日数時間このアンプで
好きなジャズやクラシックを楽しんでおります。

今使っている出力管SHUGUANG 300B-98は音質的にもそこそこ満足できる
物ですが、違うメーカーの物も使ってみたくなりました。
本家WEは高価すぎて買えません。(もし買ってもきっと勿体無くて
使わないでしょう)それで、他のメーカーでそこそこ音の良さそう
なものは無いかなと、インターネットで検索してみました。
やはりWEの次に評価が良いのが、JJ(チェコスロバキア製)の300Bでした。
3万円以下を予算としていたので、気持ちの中ではJJにしようとほぼ
決めておりました。
ただ、私の頭の中に、中国製でもちょっと変わった物があるのを思い出し
ました。それはこのアンプの製造元であるソフトンさんで販売している
FullMusic(天津全真電子管技術有限公司)のナス型メッシュプレート
300B/nと言うものです。


インターネットで調べますと、意外と評価が良くて
特に高域が美しいという事でした。本家WEには適わないけど、かなりハイレベル
な球のようです。

早速ソフトンさんにメールで問合せました。
まず、Model1-300Bに取り付ける事は可能か、それからこの球の特徴
についてお聞きしました。すぐに返事が返ってきました。
取り付けは、やはり最近の球は太い為、後ろのトランスカバーに当たりそうに
なるので若干手前に傾けてセットする必要がありますが取り付けられます。
特徴については、この球は高域が大変綺麗です。また、メッシュプレート
になっているので、フィラメントが見えて、動作する姿も美しいとの事。
WE-300Bのような中低域の押し出す感じはありません、それはWE-300Bのみ
もつ独特なもので、他のロシア製や中国製でも無いとの事。
WE-300Bにはかなわないけど、WE-300Bを除けば、出来の良い300Bです。
というご返事が帰ってきました。

※ソフトンの善本さんはとても親切な方で、Model1-300Bを復活させる
 のに大変お世話になりました。こちらからの問合せに対しても、
 大変快くすぐに回答を下さいました。

ソフトンさんのURL: http://www.icl.co.jp/audio/



ソフトンさんで、ペア特価で25,000円(消費税、送料別)です。
早速注文しました。ソフトンさんの対応はとても素早くて
振り込んだその日に発送して下さり、翌日には私の手元に
届きました。そんなに大きな荷物では無いと思って受け取りに
出たら、えっ、こんなに大きな箱で?と言う感じでした。
厳重に梱包してありました。また、本体のメーカー製の箱も
ウレタンで型どったものに2本入っていて、そこそこ大きな
箱でした。カタログで見ると、ベースは黒でWEと同じ色と書体で
FullMusic 300B/nとなっておりましたが、手元に届いたのは
白ベースで青い字で書いてありました。ちょっとがっかりでしたが
取り出してみて、あっ!こっちの方が良いじゃないとなりました。
それは、足が金メッキだったのです。
あと、この真空管には一本一本にデータ表が付いてきました。



期待と不安を抱きながら、早速Model1-300Bに取り付けました。
このアンプは固定バイアスの為、まずはバイアス調整から始めます。
バイアス調整が完了し、ちょっとだけ音を出してみました。
一瞬にして不安は吹っ飛びました。本当に高域が綺麗なんです。
ただ電源を入れたばかりなので、じっくり聞くにはしっかり球を
暖めてからと思い、しばらくそのままにしておきました。
約1時間くらいしてから、いつもの定番サラヴォーンの枯葉を
聞いてみました。今までとは全く違った音で、心配していた低域も
SHUGUANG 300B-98よりしっかり出てました。ピアノの音も綺麗で
繊細でドラムのRIDEシンバルの綺麗なこと、ウッドベースの弦の
振動している感じ、ドラムの余韻と厚み、ヴォーカルの声の厚み、
息遣いなど感じられ、あたかもその場に自分が居る雰囲気になり
ます。クラシックなどは、ストリングの何ともいえない美しさ
バイオリンソロは、バイオリンの弦が振動している感じがとても
良く聞こえます。私の持っている他のアンプでは、ここまで
リアルに再現されません。この球は高域が大変綺麗というのも
有りますが、それより余韻とでも言いましょうか、音が伝わって
くる空間の雰囲気が素晴らしいと思いました。
まだ50時間程しか使っておりませんが、最初からこんな素晴らしい
音が出ているので、エージングが進めばどんな音になるか
楽しみです。
FullMusic 300B/nは中国製とは言え、作りも丁寧で好感がもてます。
JJや本家WEの音を知らないので、何とも言えませんが、そのうち
どこかで本家WEやJJの音も聞いてみたいと思います。

※ご注意!
 他の球の音を知らない私の書いた事ですので、あくまで参考
 程度にとらえて下さい。この記事を見て買ってみたら、全然
 違う!責任取れと言われても私は、一切責任を負いません。


真空管の音に魅せられて!(46プッシュプル編)

2007-12-03 | オーディオルーム
VT-63(46)プッシュプル。このアンプの製作者は不明です。
このアンプは昨年、オーディオ屋さんの店長さんから電話が
来て、真空管アンプが1台出たんだけど、このアンプは自分で
メンテナンスできる人にしか薦められないとの事。価格から
先に切り出されて4万円とのこと。まだ、プッシュプルと
シングルの違いが判らない時でしたので、とりあえず
物を見てからと言うことで、早速でかけてみました。




こういうのも一度使ってみたかったし、真空管の程度が
そこそこ良かったので、買う事にしました。
店長曰く、この手のアンプはある程度自分で弄れる人で
ないと売っても困るので、それで私に真っ先に電話したと
言うことでした。
家に帰って早速音だし。電源も入るし、ちゃんと音も出る。
それで、しばらくして曲間の無音時にムーンというハム音
が聞こえ始めました。1mくらいまで近づくと、はっきり聞こえ
ます。能率の低いスピーカなら、そんなには気にならない
でしょうけど、能率の良いスピーカだと確かに気になります。

電源を切って、球を完全に冷ましてから取り外して、裏蓋を
開けてみました。空中配線ですが、丁寧に組み立ててあります。
こうなると、手を入れたくなるのが私の悪い癖。。。
何かしないと気が済まないんです。スピーカーターミナルを
金メッキタイプに、ラインケーブルをお気に入りのケーブルに、
OPTからスピーカターミナルへの線を無酸素銅に交換、入力
ピンジャックもLR同じ色(赤)だったので、赤白の金メッキに
交換しました。
パネルの端子名がマジックで手書きだったので、テプラで
作りました。

さて、問題のハム音です。蓋をあけて見るとハムバランサー
付いておりました。電子電圧計が有れば良いのですが、無いので
小型スピーカを耳のすぐ横に置き、実際に耳で聞きながら調整
しました。完全には消えませんが私のスターリングでスピーカの
ネットに耳を近づけなければ聞こえないレベルにまで下がりました。
今年の夏に、またハム音が気になりだしたので再度調整して
今に至っております。

46(VT-63)は直熱4極管ですが、一般的には3極管接続で使用する
球みたいで、このアンプもそうなっておりました。A級プッシュ
プルですが、出力は7W程度しかありません。しかし、音量は
全く問題ありません。

音質は、低域から高域までしっかり出て、直熱管らしい音?
がします。高域が明るめで、ちょっと硬い感じがします。
ヴォーカルなどは厚みがあり、プッシュプルらしい押し出して
来る感じでとても良いです。音はE130Lプッシュプルアンプより
リアルな感じがします。今風のオーディオ用語で言うなら
結構ハイスピードな感じで、元気で綺麗な音がするアンプです。

記事追加--2009/11/21
このアンプは2009/04月に私の友達のお宅にお嫁に行きました。