ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

CDプレーヤーの駆動ベルト修理

2007-09-30 | オーディオルーム
今日はCDプレーヤー(CD-94Limited)のトレイが出なくなって
いたのを修理しました。
修理と云っても、駆動ベルトが伸びて滑っているので
新品と交換すれば良いのですが、手に入らない場合の
対応策で私の実際やっている方法を紹介します。
今回のCDプレーヤーもその方法で行いました。
ただ、全てに通用するとは限りません。
失敗することもあると思いますので、自己責任で
行って下さい。

その方法とは・・・
伸びたベルトを数ミリ(状況により判断してください)
切断し、ゴム用の接着剤で接着する。
これだけです。ただ接着剤にもよりますので、
私の使っている接着剤を紹介します。

私の使用している接着剤は、「ゼリー状瞬間」接着剤
パワーヤマトと云うものです。
色々なメーカーのものを試してみましたが、これが
耐久性も有り、15分くらいで乾くので急いで修理したい
時などには便利です。
また、この接着剤で修理した駆動ベルトは、DATや
CDプレーヤーなどで使っていて、ほぼ一年に
なるものも有りますが、未だ切れてはいません。

という訳で、CDのトレイも無事修理できました。

300Bアンプのメンテナンス

2007-09-26 | オーディオルーム
昨日から漸く秋らしくなって、夜エアコンがいらない
季節になりました。真空管アンプの季節到来です。

昨晩、愛用の300Bのアンプをメンテナンスも兼ねて、
蓋を開けて、ホコリを取ったり、各部の電圧など点検
を行いました。各部の電圧測定をしているうちに
アレアレ?、ドライバー管6SJ7のプレート
電圧が100V~150V以内に対して155Vと上限をはみ出して
居るではないですか。確か最初に確認した時は133V位
だったはず。何でだろうと考えているうちに思い出しました。
当初RCAのメタル管を取り付けて133Vを確認して
それで使用しておりましたが、しばらくして
NECのGT管に変えた時に電圧を確認するのを怠った
事でした。
あれから10ヶ月程になりますが、特に何事も無くて
良かったです。

早速調整作業に!
6SJ7はメーカーなどにより、バラツキがあるらしいので
調整が必要とのこと。この場合カソードのバイパスコンデンサと
パラに付いている抵抗値を調整します。
それで、いままで1KΩの抵抗が付いていたので、若干
抵抗値を下げてやれーって感じで、部品箱を探したら
その中にリケノームの820Ω(RMG金足)の抵抗が見つかっ
たので、ここにリケノームを使うのはちょっと勿体無い
気もしましたが、これと交換しました。
さて、どうかな?電源を入れて測定すると130V、しばらく
置いて再度測定し133V位で、範囲内に入って無事解決。

それから、ボリューム、セレクター、バランサなど
への配線コードがちょっと細めで気になっていたのと
切れそうだったので、ここもOFC(無酸素銅)のものに
交換しました。その後、バイアス調整を行いしばらく
電源を入れっぱなしにして、本当は危険なのですが、
そのまま入浴。帰って来て、再度バイアスや電圧測定を
行い、全て許容範囲内になっているのを確認して
蓋を閉めて、作業終了。
気が付けば、夜中11時30分を回っていました。

夜中なので、あまり大きな音が出せないのですが
配線ケーブルとリケノームの効果か、中高域がより
スッキリとして、解像度が以前より増してまたまた
良い音になって満足しております。


オープンデッキのノイズ再発。

2007-09-19 | オーディオルーム
最近オープンデッキのメンテが楽しくてやっているうちに、
初期に発生していた無音録音でのノイズがまたまた発生。
これはやはり部品がだめかなぁと、再度蓋を開けてみました。
基板はカートリッジになっているので、簡単に取り外せます。
それで、原因となっている基板の究明からはじめました。
録音時のみなので、録音基板か消去基板のどちらかと決めて
探っていくうちに、やはり消去基板に原因がある事が判明
しました。
それで、今度はその基板のどの部品かを探しました。
とりあえず、電解コンデンサ類は全て変える事にして、
あとはトランジスタ。それで、部品屋さんに問い合わせたら
コンデンサはあるけど、そのトランジスタ(2SC1247A)は
無いとのこと。インターネットで探しても、一社しか
見当たらなくて、仕方ないので互換トランジスタを探して
みました。互換表から2SC1213Aと2SC2002を選んで、
再度部品屋さんに問い合わせたら、その型番は有るとのことで
早速購入してきて交換。ただ、2SC1213Aは残念ながら適合しなくて
全く消去できなくなってしまいました。続いて、2SC2002に
交換したら、今度は見事に消去できるようになりました。
ただ互換とは云え、完全に同一では無い為、録音レベルが
かなり低くまた非常に歪んでしまいました。
これはバイアスの調整も必要と、バイアス調整を行い
再度録音してみました。
今度はバッチリ!しかも以前に増して音質も良くなって
感激です。ただ、これからしばらく使用してみて
部品が飛ばなければ、修理完了となります。
これからしばらく連続運転をしようと思います。

※この記事はあくまでも私が独断で行っているものです。
 参考にして頂くのは結構ですが、それによるいかなる
 損害(故障、火災、感電事故等)につきまして一切の
 責任は負いませんのでご注意下さい。

オープンデッキはとにかくクリーニング!

2007-09-17 | オーディオルーム
オープンデッキはとにかくクリーニング!
今日は敬老の日ですが、私の持ってるオープンデッキも
もう35年も経っていて、こういう機器では十分お年寄りです。
まだまだ現役で頑張ってくれてます。
それで、今日は敬意を表するのと、長生きしてもらう為にも
再度クリーニングをしてあげました。
やはり、キレイになると音もキレイになりますね~。
それに、早送りや巻き戻しの時に、テンションアームが
ビビッていたのがなくなりました。
それと一番変わったのは、やはり音!
各部がピカピカになると、音もピカピカになりましたw

オープンデッキのお手入れのポイント!
1.ヘッド類は必ずクリーニング
2.テープが当たる(通る)所(走行系)のクリーニングも忘れずに!
  (ガイド,キャプスタン,テンションアーム等)
3.ヘッド類とやはりテープの当たる場所の消磁をしましょう!
  注)消磁器は名前は消磁器ですが、使い方を誤ると、着磁器にも
    なるので気をつけて下さい。
    ポイントとして、本体より30cm以上離れた位置で消磁器の
    電源をONし、各部の消磁作業が終わるまで、絶対に消磁器の
    電源をOFFしないこと。消磁器の電源は本体から30cm以上離して
    電源をOFFする事。
4.ヘッドとピンチローラーのクリーニング液は違うのでご注意下さい。
  ピンチローラーはゴムなので、変質するので専用の液を使う事を
  お勧めします。

とにかく、テープの当たる所はピカピカにする事が大事です。

あと、オープンデッキを専門に修理している業者さんもあるみたいです。
まだまだ使えますよ~。
でも、テープの入手が困難になってきてます。
今日もオーディオ屋さんから残り少ないテープを仕入れてきました。
あとはオークションなどで入手するしかないのかなぁ。。。

オープンデッキのメンテナンス

2007-09-13 | オーディオルーム
昨晩、オープンテープに録音をしてみました。
録音が終わって、聴いてみたら、あれ?やけに歪が。
レベル調整が悪かったみたいで、モニターしながら
録音すれば良かったと後悔。
それは調整すれば良いとして、もう一つ大きなノイズが。
しかも断続的に、また無音状態でも出てくる。
どんなノイズかと云うと、ジジジジとか、ジャーとか。
夕べはガッカリして寝ました。
今日、仕事から帰って、分解して基板を見たけど特に
故障している部品は見当たらなく、目には見えない故障かと
思いました。そうなると、またトランジスタ等の交換が
必要かと思いました。
それでも、基板を抜き差しをしたり、埃を取ったり
して、それからテープの走行系および、ヘッドの消磁等を
行って、再度録音し直して見ました。
そしたら、見事解消して、とてもクリアで重厚なサウンド
で録音ができました。
たまには、蓋を開けて中の掃除や、消磁はしないとダメ
だと云うことが分かりました。
今はなかなか手に入らない代物なので、大切にメンテ
しながら使おうと思いました。

モノラルカートリッジの魅力

2007-09-11 | オーディオルーム
最近モノラルカートリッジ DENON DL-102 を購入しました。
20年程前に一度聞いた事が有りましたが、当時はモノラル
には余り興味がなくて、聞き流していました。
最近、モノラル盤が何枚か入手できたので、やはりここは
モノラルカートリッジで聴いてみようと購入しました。
友人が、AudioTechnicaのモノラルカートリッジを購入したので
私は DENON にしました。
さて、音は。。。
おお、ノイズが格段に少ない。トレース音も皆無に近い。
(云いすぎかもw)
でも、本当にクリアな音にビックリしました。
ただ、クリアなだけではなくて、立体感があり、豊かな
雰囲気が体全体を包んでくれるような感じに感激しました。
特に、ヘレンメリルの名盤 helen merrill はヴォーカルが
一歩も二歩も前に出て、まるで目の前で歌ってくれている
様です。聴いていて余りに心地よくて、ついついウトウト
してしまう位です。
こうなると、モノラルレコードももう少し集めたいと思います。

現在持っている、モノラルレコード
・helen merrill ヘレンメリル
・SAXPHONE COLOSSUS ソニーロリンズ
・SONY REDD ART PEPPER
・The KENNY DREW Trio ケニー・ドリュー
・ララバイズ・オブ・バードランド エラ・フィッツジェラルド
・BLUE LADY ビリー・ホリディ
・AT THE CRESCENDO Vol2 ルイ・アームストロング
・TAL TAL FARLLOW
・DJANGO MJQ

こんなところです。

タイムスリップ

2007-09-09 | オーディオルーム
オープンデッキを部屋の隅に追いやってどれくらい経つのだろう?
かれこれ10年以上は間違いなく経っていると思います。
昨日、友人宅に遊びに行き、そこでオープンデッキが
置いてあって、友人も何年ぶりかに引っ張り出して
きたようである。
それに刺激されて、私も引っ張り出してみました。

埃がだいぶ積もっていて、リールからお掃除。
それから、ヘッド、キャプスタン、ピンチローラなど
クリーニング。電源が入るか心配でしたが、ちゃんと
入って、先ずは一安心。
録音済みのテープを出して来て、さて何が録音してあった
かなぁと、ワクワクしながらデッキに取り付け。
さて、どうやってテープをセットするんだっけ?
そこから始まりました。以前は難なくやってのけて
いたのですが、なかなか空リールに巻きつかなくて
悪戦苦闘。そのうちに要約コツを思い出して無事
装着できました。

PLAYボタンを押した途端、ガシャンと云うメカ音と共に
テープがスタート。。。あれ~?なんだこの太くて
鈍いサウンドは。。。あっ、テープ速度が合ってない!
テープ速度を38に切り替え、再度PLAY
(ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ-
凄い音だ~~~。なんと豊かで、厚みのあるサウンド
なんだろう。
しかも、いきなりサラヴォーンのヴォーカルで、
あれ~~~?これ自分が録音したのか?
思い出せない。たしかその頃はまだジャズヴォーカル
やスイングジャズなどは、何も持ってなかったはず。
誰かに貰って、そのままお蔵入りになってたのでしょう。。
いやはや、このテープが早く引っ張り出して聴きなさい
と言わんばかりに私を動かしたのかとさえ思いました。
数本、ジャズのテープが出てきて、嬉しくて
すっかり聞き入ってしまいました。
幸い、転写も殆どなくて、クリアで重厚なサウンドを
楽しみました。
新品未開封の10号テープも数本あるので、今度は
レコードから録音して、楽しもうと思っています。

CDやDVDのデジタル機器ががスタンダードとなっている現代
において私の部屋の中は、真空管アンプやレコードや
オープンテープが並んでしまい、昭和の時代へ
タイムスリップしているかの様です。

蘇った300Bアンプ

2007-09-06 | オーディオルーム
去年ジャンクで300Bのアンプ ICL(現ソフトン)
Model1-300Bを5000円で行き着けのオーディオ屋
さんから購入しました。

球はついていなくて、早速オークションで入手。
中国製のSHUGUANG 300B。これが、なかなかの評判で、値段も
ペアで16,000円でしたので、これにしました。
ドライバー管は6SJ7のメタル管を入手。
現在は、NEC製の6SJ7-GT管を使用しています。

球が届くまで、とりあえず各部のチェック。
球の無い状態では、各部の電圧もきちんと出てるので
これは、球さえ挿せば、鳴るのではと淡い期待を抱いて
待ちました。数日後、球が届いて、早速取り付け
電源ON。おや、トランスがかなり唸る。

電源トランスがかなり小さいので、300Bのヒーター電源で
だいぶ無理をしているらしい。
前の持ち主も、この辺りが気になって手放したのではと
思いました。

とりあえず、バイアス調整をして音を出してみると
ちゃんと鳴るではないですか。
300Bの音は初めて聴きましたが、噂どおりの綺麗な
図太い音で、しばらく聴いておりました。
すると、時々スピーカーからブツブツと言う断続音が。
やはり、部品が劣化しているのか。。。

まず、コンデンサ関係を疑い、またまた部品集め。
近くの部品屋さんには、真空管用の高耐圧のコンデンサは無く
通販で入手し交換。
それでも、治まらない。。。うーん、何だろう。
色々調べて行くうちに、どうやら電源電圧が100Vを切ると
ノイズが出始める事がわかりました。
そのノイズをオシロスコープで見ると、リプルが
出てるようでした。

それから、我が家の電源の状態を調べたら、夜間
一番聴く時間帯(21時~23時頃)の電圧が最低93V
まで下がっておりました。
また、オシロスコープで見ると、スパイクノイズも出ており
これを対策するには、高価なクリーン電源を購入するしか
ないかと諦めかけておりましたが、
幸い近所に電力会社の関係者がいたので、相談したら
すぐに電力会社と連絡をとってくれて、調査を
してくれる事になり、一週間程、電柱と我が家の引き込み
の所に測定器を取り付けて行きました。
一週間後、結果が出てやはり93Vまで下がっています
とのことで、電線が細いのでこの地区の電線を張り替えます
とのこと。w(゜o゜)w オオー!
そんな事してくれるのと、びっくり。
それは大掛かりなので、応急処置で若干高めになるように
してくれました。結局、今年の7月に一帯を停電させて
電線の張替えが行われました。


さて、それでもまだ若干100Vを切る時が有るので、
その対策として昇圧トランスで、5V程持ち上げるようにして、
電圧が下がってきたら、その回路を切り替えるような物を製作
しました。

さて、もうひとつの大きな気になるのが、電源トランスの
ブーンという唸り。トランスのねじが緩んでいたので
増し締めしたら、多少落ち着きましたが、どうにも
解決しません。
諦めて、300Bのヒーター電源を別電源にしました。
自分で製作するのも面倒でしたので、試しに
アマチュア無線で使用している電源をつないで
みた所、これがなかなかで、殆どハム音も出なく
これはいけると思い、専用に一台電源を購入。
アンプと電源の双方に負荷がかからないように、
少し回路を構成して、繋ぎました。

それから、8ヶ月程毎日聞いておりますが、異常もなく
とても素晴らしい音を聞かせてくれております。
真空管のエージングも進み、益々良い音になって
きています。

このアンプに掛けた費用は、
本体 5,000円
部品代 5,600円
真空管 18,600円
安定化電源 9,800円
その他 3,000円(送料や予備部品)
計 42,000円

今のところ一番気に入って使用しております。
このアンプもしばらく頑張って貰えそうです。

恐るべしマイクケーブル

2007-09-04 | オーディオルーム
最近、FUJIKURAのOFCケーブルMC-QEF6と言うケーブルを入手しました。
多分マイクケーブルと思われますが、インターネットで検索しても
出て来ないのです。お店の話だと、もう生産していないとの事。
とりあえず、20m購入しました。
これにピンプラグを付けてセミバランス接続でラインケーブルを自作
してみました。これがなかなかの物で、私の好みの音質なのです。

今まで使用した事のあるケーブルは、AudioTechnica LC-OFCや
PCOCC、ACROTEC 6N-A2050、最近ではaudioquest ALPHA-SNAKE
などを使っていますが、PCOCCは当時大絶賛されていたケーブル
ですが、明るすぎて私にはどうも好きになれませんでした。
ACROTECHは全体にバランスが良くて、好きな音ですが、
値段が高くて、余り本数買えません。
最近はALPHA-SNAKEを多用しておりましたが、今回マイクケーブルを
使ってみたところ、それらに引けを取らないのですっかり
気に入りました。

インターネットで調べてみると、マイクケーブルは良いという
記事が結構出ていました。但し、カナレとかベルデンと言う有名メーカー
のものですが。
FUJIKURAもそうは言っても有名メーカーで、私はアマチュア無線を
やっていた関係で、同軸ケーブルはほとんどこのFUJIKURAの物を
使っていました。
スピーカーコードはFUJIKURAのOFCを使っておられるという方が
いらっしゃいました。

そう言われて見れば、私の製作したTU-879SやVT-63PPの入力部の
配線に使用したMVVS(関西通信電線)もマイクケーブルだった。
やはりマイクケーブルは音が良いと云うのは本当なのかも。