読書離れについて
キーワード
読書離れ、思考力の欠如、潤沢な時間、批判的読解
最近、読書離れする学生が多いと聞く。電子書籍化され、本自体を読まなくなって来ているのもあるが、思考力そのものが損なわれているのではないかと思われる。人生80年のなかでもっとも潤沢に時間を過ごせるのは、小学生、大学生そして老後である。それぞれで欠かせないのが読書である。もちろん、読書の役割が異なる。小学生は文書になれるため、大学生は思考力を養うため、老後はより良い知識を養うためである。このうちもっとも重要な時期は大学生である。潤沢な時間を何にどう使うかは自由である。しかし、本を通じて作者が世の中に対して何を訴えかけようとしているのかを考えるのは重要なことだ。ニュース、新聞では情報が多すぎて正しい判断をするのは難しい。しかし、本であれば限られた情報のなかである程度推測できる。大学時代は論理的批判力を養うことが重要だ。そのためには論理的な筋立てを読み解き、批判的に捉えることが大事である。確かに知識を養うことは大いに大事である。しかし、本の内容に対して批判的に捉えることも大事である。作者が伝えたいことを読み取り、それを踏まえた上で批判をする。これは簡単な作業ではないことも承知の上だ。
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