研究史上の問題点を探す
研究を進める上で論文を読むことは必須である。以前、ゼミの先生から言われたことと自分なりの実践に基づいて書いてみた。
論文を読むときの注意点は3つである。①どのような問題を(解決するために)②どのような方法で③明らかにしたのかである。①に関してだか、歴史学では研究史上の問題点をさす。研究史上の問題を探すのは容易なことではない。だからこそ①~③を意識して読み、まとめる必要がある。研究史上の問題に関しては後述する。②に関してだが、古代史では皆同じ漢文史料を用いる。だが、史料や研究対象がおなじでも、研究者それぞれでアプローチの仕方は千差万別である。論文とは「私はこのような手順で研究しました」と研究手法を提示する場である。
③に関してだが、論文全体を通して、何を明らかにしたかったのか確認する。あくまで論文執筆者の目標は論文の「はじめに」で提示してある。しかし、目標に対して研究課題はどこまで到達できたのか、到達点を自分なりに読み取ることが重要である。論文のなかで必ずしも執筆者が研究対象の全容を明らかにしているわけではないからだ。この不十分な点が研究史上の問題点である。何を研究史上の問題とするかは読者自身で決めてほしい。
①~③をふまえてその研究によって古代史の何が明らかになったのか(明らかにしたことが研究史上でどのように位置付けることができるのか)自分なりに考えてほしい。
研究を進める上で論文を読むことは必須である。以前、ゼミの先生から言われたことと自分なりの実践に基づいて書いてみた。
論文を読むときの注意点は3つである。①どのような問題を(解決するために)②どのような方法で③明らかにしたのかである。①に関してだか、歴史学では研究史上の問題点をさす。研究史上の問題を探すのは容易なことではない。だからこそ①~③を意識して読み、まとめる必要がある。研究史上の問題に関しては後述する。②に関してだが、古代史では皆同じ漢文史料を用いる。だが、史料や研究対象がおなじでも、研究者それぞれでアプローチの仕方は千差万別である。論文とは「私はこのような手順で研究しました」と研究手法を提示する場である。
③に関してだが、論文全体を通して、何を明らかにしたかったのか確認する。あくまで論文執筆者の目標は論文の「はじめに」で提示してある。しかし、目標に対して研究課題はどこまで到達できたのか、到達点を自分なりに読み取ることが重要である。論文のなかで必ずしも執筆者が研究対象の全容を明らかにしているわけではないからだ。この不十分な点が研究史上の問題点である。何を研究史上の問題とするかは読者自身で決めてほしい。
①~③をふまえてその研究によって古代史の何が明らかになったのか(明らかにしたことが研究史上でどのように位置付けることができるのか)自分なりに考えてほしい。
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