おかあさんは、体操教室の総会で 講演を聴きに若松へ行きました。
若松の若戸渡船の船着場近くにある
「旧古河鉱業若松ビル」が会場だったので
久しぶりに
「若戸渡船」に乗ることにしました。
明治の前から、庶民の足として なくてはならないもので、
若戸大橋ができてからは、廃船も考えられていましたが、
車に乗らない人たちには なくてはならない“庶民の足”に代わりはありません。
2011年には、トップの写真の「第18わかと丸」も就航しました。
若戸大橋の戸畑側の渡し場から 船にのります。
料金は、昔乗った時は、確か、50円だったなと思いながら看板を見ると、
大人は100円。
でも、北九州市が発行している「年長者施設利用証」を見せると50円です。
待合室にある券売機で買います。
洞海湾を渡る時間は、わずか、3分です。
1時間に2~5本出航します。
若松から「くき丸」が帰ってきました。
お年寄りから子供までたくさん乗り込みました。
自転車も一緒に乗ることができ、別の部屋に仕切られています。
若戸大橋の下を 綺麗になった洞海湾を感じながら渡ります。
着いた若松の渡し場付近は、街灯が立ち、ちょっとレトロな雰囲気です。
渡し場から歩いて3分のところに
「旧古河鉱業若松ビル」があります。
大正8年に建てられた 大正ロマンあふれる美しいレンガ造りの建物です。
石炭の積出港として栄えた頃の様子を伝える建物として
国指定の有形文化財に登録されています。
正面が建物の角で、円形の塔のようになっているのが 珍しいですね。
入り口に 「天然酵母あんぱん」という大きなのぼり旗が立っていて、
えっ! と思いましたが、中の売店で販売されていて、
「石原裕次郎」のサインがありましたよ。
アンパンが好きで わざわざ買いに寄られたんだって。
講演は レトロ感たっぷりの 多目的ホールで行われました。
ここは、コンサートもよくされるところです。
皆さん早いお集まりで
満席で始まりました。
高齢社会をよくする北九州女性の会の代表の富安兆子氏による
「これからも元気にくらし続けるためにⅡ」
楽しく聞かせていただきました。