真相に、きょうみがあります。
だまされまいという野次馬根性が
ぼくの場合やや強すぎるかもわかりません。
真相は幾重にも隠されて、
100年後にはほぼ明らかになるのでしょうか?
でも、同時代に、
われらが生きている同時代に知ることは大事です。
賢治の言葉にもありますけれど、
やがて真相は、明らかにされるのです。
此のとおりの言い方ではなかったと思いますが
このような味わい深い言葉を、賢治は童話に残されています。
だましおおせたと思うのは浅はかですね。
やがて真相は多くの人々に知られ、
世界がよい方向に変わるそんな根拠になると信じます。
文・写真 石郷岡まさを



