決まって、日本を訪れる海外からの観光客の皆さんがおほめになることの一つに道路にゴミ一つ落ちていない…という事が一点あるようなのですが…長いこと日本に住んでいるものとしてちょっとオーバーですねえ、結構ゴミ落ちていますよと言いたくもなるが、確かにゴミが散乱しているよな光景、あまり見たことありませんね。まあ、ちょいとした日本人の美徳というよりも、実は清掃に携わる人々の努力も大いに関係しているのかもわかりませんね。この不況の時代にあって役所はどんどん仕事を作って、働く人々にお金を回してくださいな。その一つに清掃の仕事がありましょうかねえ、それもぼくに言わせるなら、若い人々にそんな仕事を回してあげてもいいんじゃあないのかなあ。若い人々だって派遣労働が増えて、突然首を切られたりして、大変なのだと思う。国からもっともっと仕事を作るような方針でちょうどよいのだと思います。
ところで枯葉散る今頃の季節は、多くの海外からの観光客が、「日本って、清潔でどこまでも手入れがされていてきれいな街、きれいな路上、ワンダフル」とはならないのだと思う。なぜって、次から次と枯葉は舞い降りてくるのですから。
今日こんな光景を見た。
男が広い歩行者用路上の枯葉を、清掃用具で一か所に集めているような光景を見ながらぼくは歩いていた。サーっと風が吹いて、せっかく集めた枯葉のほとんどがチリジリに。男は今度は大きな掃除機を持ち出し散った枯葉を・・・。
そんな時に思ったのですね、風のようになっていくらでも仕事を作ってほしいな、政府には、また各自治体には。老若男女、どんな人でも仕事が欲しい時にはいくらでも仕事があるという状態。そんなことこそ、クールな日本であるのですよ、と。
フォト・文 石郷岡まさお