gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメ漫だらだら石ちゃん散歩 ハードボイルドだど、その続編2

2014年10月21日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ

 このあいだから、このハードボイルド作品、「カルフォルニア・ロール」を偶然読んで
  
 このブログに書きたいと思う何かは、今日完全に読み終えて確信に変わった。

 日本のミステリーの謎解き、犯人探しに飽き飽きしていたぼくの気持ちにもこの1冊の

 早川ポケットミステリーは、期待以上に答えてくれた。思い出深い1冊になったのだ。

  
  これからこの本は手に入るのかどうか、は分かりません。その点よろしく・・・

 今では、皆さん普通に持っていてそれを楽しみや暇つぶしや情報の収集、整理に使ってい るパーソナルコンピューターの開発競争をめぐる、小説なのですね。

 訳者があとがきに書いているように、アップルとIBMという実在のモデルがあるらしい このフィクションは、シリコンヴァレーのコンピューター技術者や.経営者やなぜか日本や ソ連 をも巻き込んでスピードを持って展開する。主人公の探偵の 禅や葉隠 が深い知 識のもとに書かれていたりする。そしてなぜか東京に舞台は急展開し、作者の日本、東京 への理解のディテールもぼくには新鮮で興味深かった。


 ううむ、どうもぼくはこの魅力的な本を紹介するに力不足のようだ。ごめんね・・・

 
 ぼくがこのミステリー、というかハードボイルドだなあやっぱり、の佳作を偶然読むこと になったのも、たぶん20年以上も前にこの本を買ったのだ、そしてなぜか読んでいなか  った。もったいない。偶然に手にとって読み出して、この1986年に日本で翻訳出版された 本に興奮して、自らのブログで取り上げたいと思ったのは・・・

 日本のミステリーに飽き飽きしていた気分もあったのか。
 
 それにしても30年近くも前に、多くの日本人はパソコンなど想像することもなかったと思 われるのに、今では高校生ですら電車の中でいつも手にして見入っている愛玩動物のよう になって久しいのに、無慈悲にも開発競争は、政府や軍事の泥泥を巻き込んで進行する。



 この作家はたぶん60年代のフラワームーブメントのよき経験者のように思う。

 人工知能、その極限としてのパソコン・・そんなところに感銘したのだろうか、ぼくは。


 そして、主人公はアップルの創立者の一人 ステイーヴン・ウォズニアック をモデル  にしたと思われる経営者に雇われた探偵、主人公を通して、この頃からパーソナルコンピ ューターの活躍する未来社会を決して楽観視していないように、ぼくには思われた。

 1985年にウィズはアップル社を辞めており、もうひとりのアップル社の創立者、
 ステーブ・ジョブは・・・・・・

 ああ、ほんとにこの本の面白さが少しでも伝わればよいが・・・・・


     
      写真・文 石郷岡まさを

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